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『家、ついて行ってイイですか?』けもフレ声優&“テトリスの神”の実家と亡き父からのギフト

文=寺西ジャジューカ(てらにし・じゃじゅーか)

『家、ついて行ってイイですか?』けもフレ声優&テトリスの神姉弟の実家と亡き父からのギフトの画像1
『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)

 3月9日放送『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)は、題して「それぞれの人生にサンキューSP」。今回は“プロの厳しさ”と“人それぞれの幸せ”を考えさせてくれる2つの家族が登場した。

ついて行ったら『けもフレ』声優とプロゲーマーの“神”の家だった件

 2021年の年末、東京都荒川区の商店街でスタッフが声をかけたのは62歳の女性。「息子が夜、『野菜、野菜』と騒ぐから」というリクエストに応え、買い物に行った帰りだそうだ。

 彼女の家は、この商店街の中にあるらしい。そこはハンコ屋だった。48年営業していたが、コロナ禍が理由で1年前に閉店したという。今や、印鑑は廃止の流れ。河野太郎議員によるデジタル化の流れで店が潰れたという格好か。

 家へ到着し、取材を受けた旨を家族に報告すると、「OKしたの?」と慌てている様子のご長女。彼女の名前はあかりさんで、はっきり言って美人だ。素人離れした可愛さ。現在は1人暮らしをしているが、年末にたまたま帰省していたらしい。

 というわけで家の中にお邪魔すると、そこには大きな仏壇があった。ご主人は15年前に脳出血で倒れ、10年前に他界したという。生前、彼は職人だった。印刀で彫った印鑑は仕事が異常に細かく、自らデザインした絵柄の印鑑まである。労働大臣賞や通産大臣賞などハンコの賞を総ナメし、“印鑑彫刻の第一人者”と呼ばれていたほどだった。

 そんな家の一角に、アニメのグッズに埋め尽くされているスペースが。そこに置いてあるコップには1人の女性が描かれており、モデルはなんとあかりさんだそう。

「コミケで販売させていただきました。私は本業は声優で活動しています。代表作品は『けものフレンズ』っていう。ワシミミズクという役をやっています」(あかりさん)

『けもフレ』でワシミミズクの声を担当する声優、上原あかりだったようだ。容姿は可愛いし、声も可愛いなんて最高だ。というか、声優ファンは多いのに実家バレしてもいいのか? あと、長女は立派に自活しているのに、実家で親のすねをかじっている息子のほうが気になる……と思いきや。

「弟のほうが有名なので」(あかりさん)

 冷蔵庫に弟さんがインタビューを受けた新聞記事が貼ってあった。彼は「あめみやたいよう」の名前で活動するプロゲーマーで、世界の強豪相手に1546連勝した“テトリスの神”らしい。廃業したハンコ屋さんについて行ったら、娘が『けもフレ』に出ている声優で、息子が世界的プロゲーマーだった件。情報量が多すぎである。考えてみれば、声優とプロゲーマーはどちらも“なりたい職業ランキング”で上位。時代の流れで家業が閉店を余儀なくされたどころか、思いっきり今どきの家庭だった。もちろん、母は2人の子どもを誇りに思っている。

「(私は)神の母ですから。私はゼウス。ハハハハ!」(お母さん)

 家族全員、キャラが立ちすぎだと思う。兎にも角にも、息子さんの顔が見たい。2階にある彼の部屋へ向かうと、噂のあめみやがいた。もちろん、親のすねはかじっていない。ゲームだけで生活をしているし、ゲーム実況のYouTubeも行っている。登録者数はなんと20万人! つまり、YouTubeから送られるあの盾を獲得しているわけだ。月にどれくらい稼ぐかは不明だが、おそらくハンコ屋よりは稼いでいるだろう。

 そんなあめみやに、番組スタッフがなんとテトリスで勝負を挑んだ。「俺も中学生のときにテトリスをやり込んでたんで」「勝っちゃってもいいですか?」と大言壮語のディレクターだったが、ゲームが始まるとあめみやが止まらない。あまりに速すぎて、何が起こっているかまったくわからないのだ。あめみやが操るブロックは、我々が見たこともない動きをする。とても入らなさそうな隙間へスイスイと入っていくし……。結果、ディレクターは18秒で瞬殺された。当然だ。あめみやは“神”なのだから。「ゲーマーって楽しそうだな」という印象が一瞬で覆るほどの、匠の技だった、

 その後、あめみやはカメラの前でYouTube配信をスタート。突如スイッチが入り、テンション高めにしゃべり始めた彼も声優並みにいい声をしていた。姉はもちろん、何気にお母さんもいい声をしており、やはりこれは遺伝なのだろうか?

 実は、幼い頃からあめみやは天才の片鱗があったようだ。かけ算の教材は2~3歳の時点で大人の倍のスピードでこなしたし、とにかく何でも根を詰めた。

「ストイックにやる性格はパパ譲りかもね。それを継いでるのかな。1個のことを極めようとするっていうね」(あかりさん)

 あめみやがテトリスを初めてプレイしたのは高校1年のときだそう。そこから独学で研究し、2年で世界一に到達した。世界的に競技人口が多いテトリスなのに、たった2年でチャンピオンになったのだ。

「もちろん、努力は人並み以上にしたつもりではあります。一日10時間以上やったりしてたので」(あめみや)

 天才が努力を重ねて成功したパターン。彼の集中力は、亡き父からのギフトだ。

――お父さんがハンコを彫ってる姿は見てたんですか?
あめみや 「見てました。めっちゃ集中してやってました。めっちゃスゴかったです、ハンコに関しては。性格は似てるかもしれないですね。トップを目指すっていうところ」

 父がハンコ職人で息子はプロゲーマー、スゴいDNAである。あめみやは、いわゆるギフテッド(先天的に高い知性や共感的理解、倫理観などを持っている人)だと思う。そして、その才能を潰さなかった親も偉い。

「親が『好きなことなんでもやりな』ってタイプだったので、お互いに好きなことをやり続けて今があるっていう感じです」(あかりさん)

 前時代的なハンコ屋の家庭に生まれた息子は、現代的なプロゲーマーになった。世代を超えた親からの理解があったし、同時に父から才覚も受け継いでいた。

 1つだけ言うとすれば、このハンコ屋は建物がもうボロボロになってしまっている。何しろ、創業48年だ。あめみやの力で建て直してあげてほしい。

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