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これで悪名が立ってしまうのはもったいないクオリティ

「一蘭」490円高級カップ麺に独占禁止法違反の疑いか――“公正取引委員会が調査中”の味をレビュー

文=オサーン

 天然とんこつラーメンの人気チェーン「一蘭」。「一蘭」は2021年、“具なし”で490円(税込)という超高級カップ麺を販売し、カップ麺界にセンセーションを巻き起こしていた――のだが、同社がその販売価格を小売店に強制したとして、独占禁止法違反の疑いがあるというニュースが飛び込んできた。2022年3月29日現在、公正取引委員会が調査中とのことだ。

 この一報に肝を冷やしているのが、世のカップ麺ファンである。「一蘭」のカップ麺は超高級ながらも納得のクオリティで、カップ麺ファンには好評の一杯だったのだ。

 もう二度と、「一蘭」のカップ麺を食べられなくなってしまうのか――?

 カップ麺ライター・オサーンが「一蘭」カップ麺を食した記録を、ここに残す(編集部より)

※この記事は、2021年2月28日公開<「一蘭」初のカップ麺はなんと490円! 店のラーメンにも劣らない高級カップ麺の世界>の一部を抜粋、再掲したものです。

「一蘭」待望の初のカップ麺は超高額!「一蘭 とんこつ」490円(税込)

「一蘭」490円高級カップ麺に独占禁止法違反の疑いか――公正取引委員会が調査中の味をレビューの画像1
一蘭「一蘭 とんこつ」(2021年2月15日発売)

 まずは、豚骨ラーメンの名店「一蘭」の初のカップ麺、「一蘭 とんこつ」490円(税込)。両脇を衝立で囲まれた「味集中カウンター」や、専用の用紙に麺の硬さやタレの量など細かく注文ができる「オーダーシステム」を採用し、業界を牽引してきた「一蘭」が、今度はなんと490円(税込)というセンセーショナルな価格設定でカップ麺を送り出してきました。

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490円なのに具は入っていない

 490円という価格設定だけでも驚きなのに、具材は敢えて入れていないという驚きの宣言。「ラーメン本来の純粋な味わいを楽しんでいただくため」というのが理由だそうですが、お店のラーメンには具が入っていることを考慮すると、カップ麺の具は一蘭が求めるレベルに達しなかったのかもしれませんね。

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具の入っていない豚骨ラーメン

 白濁の豚骨スープに細麺、そして「一蘭」名物の「秘伝のたれ」の組み合わせで、本当に具は入っていません。490円で具なしとは、よほどスープや麺への自信があるという現れなのでしょう。

 スープは甘くて口当たりの良い、「一蘭」らしい味わいです。豚骨の臭みは一切なく、油や塩気による濃厚さ、味の強さはないにもかかわらず、グッと押し出されてくる太い豚骨の旨み。臭みとは違う鼻を抜ける豚骨の香りも、スープの本格感を増幅させていました。

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見たことない形状の油脂が浮く

 スープ表面には、カップ麺ではあまり見たことがない形状の油脂が浮いています。決して量が多いわけではありませんが、豚脂ならではの風味、そして上品な甘みが強く感じられました。

 ゴリゴリの豚骨臭があるスープではありませんが、ここまで旨みが分厚い豚骨スープはカップ麺離れしています。高額商品なのでおいしいのは当然という考え方もあるでしょうが、お金をかければカップ麺でもこんなに完成度の高いスープが作れるという事実に驚かされました。

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「一蘭」名物の「秘伝のたれ」も再現

「一蘭」の名物「秘伝のたれ」も再現されています。スープをピリ辛にするとともに、スパイスや香味野菜などによってスープの味を複雑なものにしています。

 ただ、今回のスープのデキがあまりに素晴らしいので、最初から入れてしまうよりはまずはスープだけの味を楽しみ、「味変」アイテムとして後半戦に投入するのが良さそう。スープが口に合った場合は、思い切って「秘伝のたれ」は使わないという選択肢もありだと思います。

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お店よりやや太めのストレートノンフライ麺

 合わせる麺は細いストレートノンフライ麺で、お店に比べるとひとまわり太く映ります。また弾力が強く、かためで注文した麺を再現しているのでしょうか。麺量がそれほど多くないので、替え玉が欲しくなってしまいます。

 490円という値段で、しかも具はなしという、千鳥ばりにクセが凄いカップ麺。カップ麺としては恐ろしく高額ですが、普通のラーメンでも1,000円近くする実際の「一蘭」の代わりになりうると考えれば、ファンにはお得な商品と言えるのではないでしょうか。

オサーン

オサーン

カップ麺ブロガー&ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

最終更新:2022/03/29 19:00
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