日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 『名探偵コナン緋色の弾丸』の難点
今週の『金曜ロードショー』を楽しむための基礎知識⑥

金曜ロードショー今週も『名探偵コナン』、地上波初『緋色の弾丸』の難点

興行成績は伸び悩みも…アニメらしい演出も

 このようによほどコアなファンでないと理解するのに時間がかかる物語と、赤井が赤井として活躍するシーンが少ないということで、やや期待していたのと違う話になってしまっているのが、興行成績が伸び悩んだ理由のひとつではないかと。

 とはいえ、ついぞ邦画の実写では絶対お目にかかることのない高速道路のスケボーチェイスや、超電導リニアが暴走、建造物を次々ぶっ壊していくダイナミックなアクションなどは見所で、日本のアニメの質の高さを見せつけられました。

 赤井の声はガンダムのシャアでお馴染みの池田秀一(名前もそこからのもじり)で、池田さんが「FBIだ!」っていっても充分サマになってる。

 以前『デスノート』の映画でウッチャンナンチャンのナンチャンが「FBIだ!」ってやって、観客の失笑をさらっていた。ナンチャンがFBIって無理があるよ。邦画でFBIを出していいのはアニメだけにしておいて!

しばりやトーマス(映画ライター)

関西を中心に活動するフリーの映画面白コメンテイター。どうでもいい時事ネタを収集する企画「地下ニュースグランプリ」主催。

Twitter:@sivariyathomas

しばりやとーます

最終更新:2022/04/22 13:00
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