
優勝を誓った『M-1』ラストイヤーを終えて1年──ランジャタイ、その夢のあとさき
このようによほどコアなファンでないと理解するのに時間がかかる物語と、赤井が赤井として活躍するシーンが少ないということで、やや期待していたのと違う話になってしまっているのが、興行成績が伸び悩んだ理由のひとつではないかと。
とはいえ、ついぞ邦画の実写では絶対お目にかかることのない高速道路のスケボーチェイスや、超電導リニアが暴走、建造物を次々ぶっ壊していくダイナミックなアクションなどは見所で、日本のアニメの質の高さを見せつけられました。
赤井の声はガンダムのシャアでお馴染みの池田秀一(名前もそこからのもじり)で、池田さんが「FBIだ!」っていっても充分サマになってる。
以前『デスノート』の映画でウッチャンナンチャンのナンチャンが「FBIだ!」ってやって、観客の失笑をさらっていた。ナンチャンがFBIって無理があるよ。邦画でFBIを出していいのはアニメだけにしておいて!