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西原理恵子、娘に“毒親”ぶりを告発され…“子どものプライバシー発信”はSNSでも物議

文=藤井利男(ふじい・としお)

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26万部を突破し話題となった、西原理恵子氏の2017年発売の著書『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA)

 主婦の日常生活や子育て描いた漫画『毎日かあさん』の作者・西原理恵子氏の娘が、母親の“毒親”ぶりをネットで告発。“育児漫画や育児エッセイで子どもをネタにすること”の是非を問う議論に発展している。

 不満を漏らしたのは、西原の娘・鴨志田ひよさん。当該のブログは公開後、ほどなくして削除されてしまったが、ひよさんは自分のプライバシーが作中でネタとして使われたことに不満を抱いており、これが話題になるとTwitterには、

「子どもや身内をネタにしたエッセイや漫画やってる人、一度立ち止まって考えた方がいい」
「西原さんの漫画、すごく共感できるところもあって私は好きだったんですが、娘さんにこれだけ影響が出ていると知ってちょっと考えてしまいます」
「プライベートを切り売りして子どもたち大丈夫なのかな、と心配していたことがやっぱり現実になっていたのだなあ」

といった意見が寄せられた。西原ファンの編集者は言う。

「西原はギャンブルを題材にした無頼系の作品、いろいろな場所に行って体験したことを書く体験系の作品、そして身の回りのほのぼのとした日常を描く作品と、複数の作風を使い分けるスタイルで知られていますが、共通しているのは身の回りの人間をそのまま登場させること。アルコール依存症で亡くなったカメラマンの夫・鴨志田穣も作中に再三再四登場し、その失態がことごとくネタにされていました」(週刊誌編集者)

 そのような作風の漫画家と結婚すれば、作品でネタにされるのもある程度は納得ずくかもしれない。でも、物心のついていない子どもはまた別の話だ。しかも、家族を題材にした『毎日かあさん』は売れに売れまくり、手塚治虫文化賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞など、数々の賞も受賞している。

 身内をネタにして揉めるのは、創作界隈ではよくある話だという。

「身内を題材にして揉めたので有名な作家といえば椎名誠です。椎名は息子が誕生して以来、作中にたびたび息子を登場させ、彼をモデルにした作品も発表しましたが、息子が思春期になると激しく反発。和解には時間を要したそうです。
 一方、西原の盟友で著作家のゲッツ板谷は、西原と同じく友人や家族のことをネタにする作風ですが、妻と子どもついては長らく、存在さえ完全に伏せていました。妻に『書いてほしくない』と言われたことを明かしています」(出版関係者)

 長い出版不況の時代で、子育て漫画や子育てエッセイは鉄板の人気ネタ。一方で、“書かれる側”について意識が足りない例が散見されるのも事実だ。

「一般人のブログでも、子どもの実名を出したり、顔写真をモザイク処理なしで掲載すれば、ネットリテラシーが低いと批判されるのは当たり前。つい最近もTwitterで、娘が初潮を迎えたことを親が勝手にSNSで発信する行為について、議論が巻き起こったばかりです。商品として世に出る作品ならなおのこと、配慮がないものが存在することは大きな問題でしょう。万が一、訴訟や回収といった騒ぎまで見据えると、今後は育児モノは慎重になる必要があるでしょうね。
 ただ結局、何も知らない子どもは大きくなってから事実を知るしかないわけで、すべては後の祭りになってしまうんですよね。SNSの投稿なんかにも言えますが、いくら自分の子どもであっても、それは自分自身ではない。他者として、一人の人間として尊重すべきことがちゃんと認識されれば、こういう問題も起きないはずですが……」(出版関係者)

 ほのぼのとした漫画の裏に、こんな問題があったとは──西原は、今回の騒動もしたたかに、作品のネタにするのだろうか。

藤井利男(ふじい・としお)

藤井利男(ふじい・としお)

1973年生まれ、東京都出身。大学卒業後に週刊誌編集、ネットニュース編集に携わった後、独立。フリーランスのジャーナリストとして、殺人、未解決事件、死刑囚、刑務所、少年院、自殺、貧困、差別、依存症といったテーマに取り組み続けてきた。趣味はダークツーリズム。

最終更新:2022/06/08 11:00

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