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ジョナサンで食べるべきオニオングラタンスープ「非の打ち所がない」

 4位はJ’sクリスプチキンフィンガー2ピース(ささみ)で、コロナ禍でテイクアウト需要を意識して開発し、巷で話題になった大人気商品だ。

 8種類のハーブとスパイスを使用したサクサクの衣とジューシーなささみがポイント。バリバリと美味しい音を立て食する一流シェフたちは、揃って合格の札をあげ、満場一致をたたき出した。

 これには責任者も涙を堪えられず「それだけ、想いが強かったので……。(コロナで)辛い時期がすごい長かったので、よかったです。コロナで売り上げが落ちて辛い時に、みんなで頑張って作った商品が、認められた」と話し、一流シェフたちの目にも光るものが。

 3位は彩り国産野菜のグリルとベーコンチーズハンバーグ。トマトの濃厚なソースと、牛豚鶏のミンチの配合、国産の野菜など細部にこだわりが詰まっているが、こちらは一歩届かず不合格になってしまった。

「やっぱりジューシー感は、伝わらなかった。全面的な見直しが必要なのかな」や「このハンバーグの独自性、個性とか、ジョナサンのハンバーグを食べたいと思わせる何かが決定的にない。トマトソースが多すぎる」など、容赦ない感想が待っていた。

 そして、タスマニア島ビーフ100%ハンバーグ<デミグラスソース>が2位に続くと「え、またハンバーグだ」と審査員たちは困惑気味。このまま、共倒れになってしまうのか……。

 行程や練り時間など、プロ目線の質問が継ぎ早に続く。しっかり答え、結果はパーフェクト合格!

 残すメニューは「これの合格のためだけに、数カ月を費やしてきました」と、強い意気込みだ。というのも3年前に参戦した際「これは、カルボナーラではない。許せない」など酷評を受け、満場一致で不合格になってしまったことから、レストランのメニューからも外していたというのだ。試行錯誤を繰り返し、アクセントに柚子胡椒を添えている。

 本場のカルボナーラは、パルミジャーノチーズのみで作るところ、3種のチーズ入れたがることにひっかかる審査員も多かったが、どうにか6名合格で、フィナーレを飾った。

 総合では前回の9品合格を下回ってしまったが、雪辱を果たせた開発担当者は「超嬉しいです」を連呼した。

 我々に”美味しい”を届けるために、一品一品懸命に向き合う企業努力に、あっぱれだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/07/01 11:30
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