日清焼きそばU.F.O.「極濃モンスター」ほか、“DEAD OR ALIVE”なカップ焼そば3品＋α

ニンニクのキレと細麺！　東洋水産「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」

　続いては、東洋水産の「でかまる 旨辛豚キムチ味焼そば」245円（税別）。東洋水産の大盛カップ麺と言えば、安価商品は「ごつ盛り」シリーズ、通常価格は「でかまる」と棲み分けられており、「でかまる」は大盛カップ麺のパイオニアであるエースコックの「スーパーカップ」シリーズとライバル関係にあります。

「でかまる」の豚キムチのどこが変わり種なの!?　と思われるかもしれませんが、「豚キムチ」は長らくライバルブランド「スーパーカップ」の看板商品的な位置付けで、カップ麺でスーパーカップと言えば豚キムチ、豚キムチと言えばスーパーカップというイメージが固まっています。

　今回の商品は、「でかまる」がライバルの本丸にカチコミに行ったようなもので、これもまさにDEAD OR ALIVE。強大なライバル相手に違いを見せつけなければ、やられるのはこちらです。

　豚骨ベースのキムチ味のソースはキムチ味がしっかり濃く、辛味も存在感があります。くっきりした味の輪郭は「スーパーカップ」以上かもしれません。

　さらに特徴的なのが、ラードによる豚の力強さ、そして鋭いニンニクのキレ。特にニンニクの強さは「スーパーカップ」と大きな違いを感じさせるものがあります。パッケージカラーがちょっと二郎インスパイアっぽいのですが、なるほど納得のニンニクと豚です。

　細麺が使用されているのも、噛み応えある太めの麺が特徴の「スーパーカップ」とは大きな違い。太い麺も力強くて良さがありますが、細麺を使うことでソースの味が強調される利点があります。

　ニンニクやキムチ味のキレをしっかり感じることができる豚キムチと細麺の組み合わせは、これぞ「でかまる」流と言えるものかもしれません。