日清焼きそばU.F.O.「極濃モンスター」ほか、“DEAD OR ALIVE”なカップ焼そば3品＋α

定番ふりかけがカップ焼そばに！　エースコック「三島のゆかり使用 塩焼きそば」＆「三島のあかり使用 ピリ辛たらこ味焼そば」

　最後に紹介するのは、エースコックの「三島のゆかり使用 塩焼そば」と「三島のあかり使用 ピリ辛たらこ味焼そば」各214円（税別）。あの定番ふりかけ「ゆかり」と「あかり」を使用したカップ焼そばです。

「ゆかり」も「あかり」も広島の「三島食品」が全国へ向けて製造販売する商品ですが、広島には「田中食品」という同じく全国展開するふりかけメーカーがあり、こちらもDEAD OR ALIVEなライバル関係にあります。赤しそを使った大定番ふりかけの「ゆかり」の他に、ピリ辛たらこの「あかり」、青じその「かおり」、混ぜご飯の素の「ひろし」や「うめこ」など、人の名前のようなちょっと独特なネーミングが多いのも特徴です。

「三島のゆかり使用 塩焼そば」は、鰹とごま油の風味を効かせた塩味のソースに、ソフトな食感の細めの油揚げ麺と、「ゆかり」を使った赤しそ主体のふりかけが合わせられています。

　ソースの味はとても控えめでほとんど主張がなく、ただひたすらに「ゆかり」のふりかけの味を立てています。赤しその風味とほんのり塩味の上品な味は、本家「ゆかり」が好きならば満足できる味ではないでしょうか。

　ただ、「ゆかり」はやっぱり麺よりご飯との相性の方が良さそうです。

　一方の「三島のあかり使用 ピリ辛たらこ味焼そば」は、魚介やたらこの風味を加えたピリ辛の醤油味のソースに、細めでソフト食感の油揚げ麺と、「あかり」を使用したピリ辛たらこ味のふりかけを合わせています。

　こちらも基本的にソースはおとなしく、「あかり」を使ったふりかけが主役です。ただ、香りがしっかり感じられた「ゆかり」に比べると、「あかり」の主張は地味で、量を増やすなどしてもう少し「あかり」の味にボリュームが欲しかったです。

「あかり」も、麺よりご飯と食べたくなりますね。

カップ麺で手を抜いたら次の食事は気をつけたい

　暑い夏に食べたいというより、特に1つめの「UFO」は暑苦しいカップ焼そばでしたが、夏を乗り切るには、効率の良いエネルギーや水分の摂取が重要となります。

　カップ麺ばっかり食べていると糖質や脂質は十分摂れますが、ビタミンやミネラル、タンパク質などは不足しがちなので、カップ麺を食べて手抜きをした次の食事は、栄養バランスを考えてしっかり手をかけていきたいですね。

オサーン（カップ麺ライター）

カップ麺ブロガー＆ライター。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。@ossern／「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」

おさーん