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竹内涼真は理想、横浜流星は現実 池井戸潤の“NOT歌舞伎”な銀行員映画『アキラとあきら』

文=バフィー吉川(ばふぃー・よしかわ)

竹内涼真は理想、横浜流星は現実 池井戸潤のNOT歌舞伎な銀行員映画『アキラとあきら』の画像1
映画『アキラとあきら』(筆者撮影、以下同)

 人気ドラマ『半沢直樹』シリーズや、映画『七つの会議』(2019)、『空飛ぶタイヤ』(2018)などで知られる、池井戸潤原作の『アキラとあきら』。2017年にはドラマになっていた同作の映画版が、8月26日から公開される。

 同じ名前をもっていても、全く異なる環境で育った山崎瑛(竹内涼真)と階堂彬(横浜流星)。2人の銀行員の運命が交差する熱い人間ドラマを、三木孝浩監督がメガホンを取る。現在、三木監督は『TANG タング』(2022)、『今夜、世界からこの恋が消えても』(同)も公開中であり、劇場によっては三木監督作品が3本も上映されているという異例の事態だ。 

竹内涼真は理想、横浜流星は現実 池井戸潤のNOT歌舞伎な銀行員映画『アキラとあきら』の画像2

 竹内涼真演じる山崎の実家の工場が銀行の融資を打ち切られ倒産したという展開は、『半沢直樹』に通じる部分もある。だが、今作が『半沢』と決定的に違うのは、例の“歌舞伎臭”がしないところだ。だから見得を切るような顔芸は期待できないが、その分、銀行とは社会の中でどうあるべきものなのかということを改めて真剣に考えさせられる内容となっている。

 なお、今作の主要女性キャストは、なんと上白石萌歌だけ。男性率の高さが目に付き、時代錯誤だと思うかもしれないが、この物語は2000年代が舞台であることを踏まえると、当時の(あるいは、現在でも)男社会をリアルに反映しているといえるだろう。

【ストーリー】
父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。偶然同じ名前を持った二人は、運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社する。だが、人を救うバンカーになりたいという熱き理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が真っ向から対立する。ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は立ちはだかる<現実>という壁を前に、自らの信念を押し通した結果、左遷される。一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が再び立ちはだかる。階堂は<現実>から眼を背け続け、ついに階堂家のグループは倒産危機に陥る。グループの全社員とその家族4800人の人生が掛かった危機的状況の中、山崎と階堂の人生が再び交差する……。

 

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