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赤楚衛二“大庭”の恋がまさかの成就! 『石子と羽男』新展開を見せる?

文=東海林かな(しょうじ・かな)

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Paravi配信ページより

 8月19日放送のTBS系金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』第6話で、まさかの結末が訪れた。玉砕すると思われていた大庭(赤楚衛二)の恋が成就したのだ。

 有村架純演じるパラリーガルの石田硝子(通称「石子」)と、中村倫也演じる高卒弁護士の羽男(通称「羽男」)のコンビが、身近なトラブルを解決に導くリーガル・エンターテインメントとなる本ドラマ。仕事のパートナーとして着実にチームワークを高めていく二人を横目に、健気に石子への恋心を募らせていたのが、元依頼者であり、石子の高校の後輩でもある大庭だ。

 そもそも当初、大庭は石子に恋心を抱いていなかった。大庭は第1話で依頼者となったことをきっかけに、勤めていた中古車販売店のパワハラを告発してその後退職。第2話から石子の父・綿郎が営む法律事務所でアルバイトをすることになった際、羽男が「どう思ってるの? 石子さんのこと」「好きなの?」と興味本位で聞いた時には「尊敬する先輩」「好きとか、そういうアレじゃないです!」ときっぱり否定していたのだが、話数を重ねるごとに映画に誘ったり、夜の調査に一人出向こうとする石子を止めたりと意識するように。そして、新しい就職先が決まり、法律事務所を去ることになった第5話のラストシーンでついに告白したのだ。

 そんな告白を経ての第6話は、1カ月前に家族で分譲賃貸マンションの506号室に引っ越したばかりの高梨拓真(ウエンツ瑛士)からの依頼ではじまった。2週間前、郵便受けに「506号室でお年寄りが孤独死したことをご存知ですか? その後住んだ方も僅か2カ月で出ていきました。その部屋は呪われている幽霊物件です。災いが起こる前に立ち去ることをお勧めします」などと記した怪文書が入れられ、もともと育児ノイローゼ気味だった妻の文香(西原亜希)は幻覚や幻聴を訴え、夜は寝られなくなってしまった。

 怪文書どおり、この部屋では3年前に孤独死があったことを掴んだ石子と羽男は、マンションを紹介した不動産屋に対し、告知義務を怠ったことを理由に、引っ越し費用の負担と契約の途中解除で発生する違約金を無効にしてほしいと伝える。しかし、前の住人にはしっかり告知をしたこと、前の住人の退去後にリフォームもしていることから告知義務はないと退けられてしまう。そのため、高梨家に怪文書を入れた人物を突き止めて慰謝料を請求する方向に舵を切るが、その犯人として浮かび上がったのは、親しくしていた同じマンションの住人・熊切恵(向里祐香)。事情を知った高梨は、熊切に同情し、慰謝料は請求しないと言い出す。困った石子たちだが、506号室の前の住人・村井が映ったインターホンの録画映像を入手した。羽男のフォトグラフィックメモリーの能力により村井を見つけ出した二人は、村井が不動産屋の依頼で一定期間住む代わりに金銭を受け取る“ルームロンダリング”をしたことを突き止め、一発逆転。契約解除、引越し費用の負担などはもとより、慰謝料までも獲得するのだった。

『石子と羽男』は「恋」という要素をどう扱う?

 今回は男性の育休や、待機児童・保活(子どもを保育園に入れるため保護者が行う活動)といった社会的問題も散りばめながら、冒頭では映画『デスノート』を、中盤には『古畑任三郎』(フジテレビ系)のパロディを挟んで、怪文書の犯人探し、そして“幽霊物件”の真実追及が行われた。不動産屋に対しては徹底的に「法」の力で追い詰めた一方で、「法」だけでは解決しがたい日々の問題を、シリアスに、時にコミカルに解決していく石子と羽男のコンビはすっかり完成されてきた。

 しかしそれだけで終わらなかったのがこの第6話だ。「俺とつきあってください」と告白された石子は明らかに大庭を意識する。返事をゆっくり待つことにした大庭は何事もなかったかのように振る舞うが、石子と羽男がいいパートナーになってきたことには複雑そうな表情を見せる。

 そんなふたりを羽男はそっと後押しする。石子とカレー屋に入った羽男は、前回体調を崩した石子の体を気遣ったあとに「告白されたんだって?」「OKするか悩んでんだって?」と踏み込む。石子は、大庭の誠実さに惹かれる面もあるが「こんな曖昧な気持ちでいいものかどうか」「自分の好意が100パーセントと言い切れない中、おつきあいしていいものなのかどうか迷いがあります」と明かし、さらに事務所の経営が苦しいため、仕事に専念すべきと考えているため、「恋愛はいかがなものか」と本心を打ち明けるのだった。

 この言葉を聞いた羽男は、防犯カメラのチェックという根気の求められる仕事のサポートをするよう、大庭に声を掛ける。その時、大庭が石子に差し入れたのは「クリーミーいちごオ~レ」と書かれたパックジュース。ニコニコ笑いながら「懐かしくないすか? 高校の食堂の」「よく売り切れてたじゃないですか」と言う大庭に、石子も「あ~! 自販機にあった!」「恩に着ます」と頬をほころばせる。真摯に作業に取り組む大庭の横顔をのぞく石子は、それでもまだ答えを決めかねている様子だった。

 そんな彼女の背中を押したのは、やはり羽男だった。依頼が無事に解決したあと、高梨からされたノロけ話を伝えた羽男は続けて「プライベートが充実してるほうが仕事頑張れる、っていう話もあるよ。事務所のこと心配だって言ってたけど、そこについては俺を信じなさいよ」と話す。「それ、大庭さんとのこと言ってます?」と石子が尋ねると、羽男は「今回みたいに俺が依頼持ってきて解決してみせるから。そこは心配いらないよ」と言って、今は恋愛をしている場合じゃないと考えていた石子の“かたさ”をほどくのだ。そしてラストシーン、東京タワーの見える場所に大庭を呼び出した石子は「大庭さんのまっすぐなところ、いいなと思っています」「おつきあいの定義が大庭さんと私で違うかもしれませんし、そのあたりはおいおい確認しつつということになりますが。……ぜひ、告白をお受けさせていただきたく存じます」と、彼女らしい生真面目さで告白を受け入れるのだった。

 この展開には、視聴者から「ふられると思っていた」など驚きの声が上がった。また「当て馬だけど当て馬じゃなかった!」「よくある本命との恋愛盛り上げるためだけの当て馬じゃない感じがいい」といった声も。確かに、これがラブストーリーであれば赤楚演じる大庭は“当て馬”キャラで終わりそうだが、『石子と羽男』はあくまでリーガル・エンターテインメントとしての筋を通し、安易に羽男との三角関係に持ち込まなかった。そうした点も高く評価されているようだ。

 さらに「有村架純(石子)と赤楚くん(大庭)の恋愛描写は、絶対に何かしらの事件の伏線になると思ってる」と、第6話という中盤で実った恋には理由があるに違いないと予想する視聴者も。事実、『石子と羽男』にはまだ明かされていないことが多い。法律のエリート一家に生まれた羽男と父親の関係や、石子の両親が離婚した理由は今後深掘りされていくのか。大庭の恋の成就を境に、ドラマが主人公たちのプライベートに切り込んでいくのか今夜放送の第7話も注目だ。

■番組情報
金曜ドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー
TBS系毎週金曜22時~
出演:有村架純、中村倫也、赤楚衛二、おいでやす小田、さだまさし ほか
脚本:西田征史
音楽:得田真裕
主題歌:RADWIMPS「人間ごっこ」(Muzinto Records / EMI)
プロデュース:新井順子
演出:塚原あゆ子、山本剛義
編成:中西真央、松岡洋太
製作著作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/ishikotohaneo_tbs/

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/08/26 12:00

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