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ダウンタウン浜田のモノマネを…貴乃花の独擅場『ドキュメンタル11』の成功と失敗

文=檜山 豊(ひやま・ゆたか)

ダウンタウン浜田のモノマネを…貴乃花の独擅場『ドキュメンタル11』の成功と失敗の画像1
貴乃花光司(写真/GettyIamgesより)

 8月17日に大人気シリーズ「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」のシーズン11が配信された。ご存じだとは思うが、ダウンタウン松本人志発案によるAmazon Original番組で、松本さんに選ばれた10人の芸人たちが参加費100万円を持参し、優勝賞金1000万円と芸人としてのプライドを掛けて戦いを繰り広げるという「密室笑わせ合いサバイバル」番組である。

 その最新作となる今作は”UNLIMITED”という副題がついており通常のドキュメンタルとは一味違うものとなっている。過去には実験版として女性だけが参加した「女子メンタル」やイケメン限定の「イケメンタル」などを行ってきたが、今回はそういった枠にとらわれることなく参加者の幅をもっと広げ、松本さん曰く「アンリミテッドの一発目としては完璧だと思うメンバー」が揃えられたらしい。

 参加者は気志團の綾小路翔さん、新しい地図の香取慎吾さん、天然キャラでお馴染みのタレント・上地雄介さん、第65代横綱の貴乃花光司さん、イケメンタルにも出演していた俳優の高橋克典さん、いぶし銀俳優の六平直政さん、そして最後はマイファスのヒロこと森内寛樹さん(MY FIRST STORY)の7人。ドキュメンタルとしては初めて芸人が1人も出場していない。その代わり激闘を見届けるオブサーバー芸人としてFUJIWARAの藤本さん、ケンドーコバヤシさん、フットボールアワーの後藤さんの3人が出演。

 副題の通り無限の可能性を秘めた番組になるであろう。

 それではここから「HITOSHI MATSUMOTO Presentsドキュメンタル」シーズン11 UNLIMITEDを元芸人の僕が、独断と偏見で分析していく。ちなみにネタバレの要素があるので、まだ見ていない方でこれから見ようと思っている方は番組をご覧になってからこちらのレビューを読んで頂けたら幸いだ。

 それでは分析を始めるとする。

 ご覧になった皆さんは今作をどう評価しただろうか?

 番組冒頭「当番組は、番組の性質上ご覧になられる方によっては一部不快に感じられる場合がございます」と注意書きがあるように、元々万人受けするように作っていない番組なので、どうしても好みが分かれてしまい賛否両論があるのは当たり前。

 ただ賛否両論と聞くと全く逆の意見という感じがするが、実は見ている部分は一緒で、単純に見方が違うだけなのだ。

 今作に関して、賛否両論のキーポイントは「貴乃花光司」さんだ。

 賛否の賛、即ち面白いと思う人の大半が貴乃花さんを称賛し、つまらないという否の人たちは貴乃花さん以外を否定している。つまり貴乃花さんを面白いと思っているのは両者同じなのだ。正直僕も同じ感想で、貴乃花さん以外は面白いと感じる場面が少なかった。

 その理由を一人ずつ分析してくと、まず綾小路翔さんは用意してきた笑いの多くが、人任せのものが多かった。サイコロトークにしろ、モノマネのお題が入ったボックスにしろ、ドラマの台本にしろ、ほかの出演者のアドリブ力が必要となるものばかり。歌手や俳優に、芸人ほどのアドリブを求めるのはとても難しい。

 さらに自分の番が来たらどう笑わせようかと考えているメンバーは、他者の笑いに反応しなくなるもの。笑わせようとしても笑いが起きない、しかし順番が回ってくる。誰も笑わせられないし、誰も笑わない……まさに負のループ。さらに、サイコロトークのお題自体はボケていたが、あくまでトークのお題なので、視聴者も出演者もその先のトークに頭がいってしまい、お題で笑うのは困難になる。この二つが綾小路さんを面白いと感じなかった大きな原因だった。

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