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のん主演映画『さかなのこ』“不思議なヒット”で唯一無二の存在感

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のん(Getty Images)

 能年玲奈ことのんの主演映画『さかなのこ』(9月1日公開)が各所で話題を呼び、じわじわと口コミで人気が広がっている。

「タレントのさかなクンの半生を描いた作品で、さかなクンに見立てた主人公の“ミー坊”をのんが演じています。さかなクン本人も“ギョギョおじさん”という役で出演していて、ある種のパラレルワールドとでも言いましょうか。監督の沖田修一氏は『横道世之介』など作家性の高い作品で知られ、本作もその巧みな演出によって、ノンフィクションとフィクションが交わった不思議なテイストに仕上がっています。本作のキーになるのが『男か女かは、どっちでもいい』というメッセージなのですが、のんはジェンダーを越えた唯一無二の役を見事に演じきった。のんの俳優としての表現力が改めてクローズアップされることになりました」(民放関係者)

 のんといえば、2013年にNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』でのフレッシュな演技でブレイク。しかし、所属事務所とのトラブルなどで独立後は、テレビで姿を見かけることはなくなった。

「改名して『あーちすと』を名乗るようになったのんですが、芸能界の“力学”とは無関係なアート関係者や地方自治体などがのんに力を貸していました。今年2月に公開された映画『Ribbon』ではのんが脚本、監督、主演を務めましたが、特撮チームに『シン・ゴジラ』の監督・特技監督の樋口真嗣氏らが参加。予告編はあの岩井俊二監督が制作するなど、確実にのんをバックアップする体制が映画界で広がっています」(スポーツ紙記者)

 そんなのんだが、本人は今さらテレビへの復帰は望んでいないという。

「地上波テレビでの活躍を待ちわびているファンもいますが、のん自身は、例の騒動が落ち着いてからもテレビのオファーは自ら断っているようです。今の創作活動や仕事のスタイルを心地よく感じていて、よほど気に入ったものでない限り、テレビの仕事に復帰するつもりはないようです」(民放関係者)

 そんなのんの存在感に危機感を抱いているのが、オールドスタイルな芸能界の重鎮たちだ。

「のんが独立した2016年頃は、まだ芸能界の“古い慣習”が残っていました。ですがここ数年は俳優の独立ラッシュが続いていて、芸能人やアイドルの事務所からの退社や独立がスキャンダラスに報じられることも少なくなりました。テレビも映画も大手事務所のゴタゴタには付き合わなくなっています。のんがかつて能年玲奈として所属していたレプロからも新垣結衣や長谷川京子が独立していますし、今後もこの流れは止まらないでしょう」(民放関係者)

 一時は引退説まで囁かれていたのんだが、着実に実績を残し、その影響力が芸能界全体にまで波及しているようだ。

 

 

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2022/09/13 06:00
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