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本田圭佑、W杯でやっぱり「持ってる」も…テレビ局が手放しで喜べない理由

苦しいテレビ局の台所事情とサッカーにかけたabema

 民放もこの人気にあやかりたいところだが、なかなか難しいようだ。

「サッカーって権利関係厳しく利用料が高騰していて、それが世界的なビジネスになっています。経営が苦しいテレビ局にとってはプレーの映像でさえなかなか簡単に使えないんですよ。テレビ朝日が予選などを独占契約できなくなったり、同局の『やべっちFC』などサッカー番組が終了してしまったのも、これが原因です。これだけ快進撃を続けていてもワイドショーなどで放送するときに、イラストを使ったり、静止画だったりするなど様子が垣間見られます。本田さんの解説もその映像を使うのには当然、お金がかかるわけです。なので、これだけ話題を呼んでいてもなかなか取り扱うのは難しいんです。しかも本田さんの出演料だって安くなくて、だからこそこれまでテレビにも簡単には出演してこなかった」(広告代理店社員)

 苦しい台所事情の中で涙ぐましい努力をしてるテレビ局。だが、サッカービジネスに掛けているabemaとは、その覚悟が違うと言えるかもしれない。

「abemaは日本でのサッカー人気がこれだけ低迷している中で、DAZNがプレミアリーグの権利を逃した段階で部分的に参入した上、ワールドカップの権利を購入し、しかも大盤振る舞いの無料視聴を提供している。最大の同時接続でも配信が途切れない設備投資をするなどしており、民放の放送が見られない地域の人たちも安心して楽しめる環境を作っているわけです。人気に飛びつくだけになってしまっている民放とはなかなか状況が違いますよね」(同)

 ただこの話題をうけて、すでに本田には民放からも続々と出演オファーがきているという様子。やっぱりワールドカップでは本田△ということになるのだろうか。

 

 

与良天悟(芸能ライター)

1984年、千葉県出身のウェブメディア編集者。某カルチャー系メディアで音楽や演劇を中心にインタビューなどを担当するほか、フリーで地元千葉県の企業の記事なども請け負っている。

よらてんご

最終更新:2022/12/05 21:21
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