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神田沙也加さん一周忌、前山剛久の“弁明”に反論――残された者たちの傷

神田沙也加の恋人の“弁明”に反論

 ところで、昨年12月18日に女優・神田沙也加(享年35)が急逝して、早くも1年が経った。沙也加の幼稚園時代からの親友・チカ(36)という女性が、文春の取材に応じている。

 世田谷区成城で生まれ育った沙也加は、ミッション系の幼稚園・小学校に通っていた。そこで同級生だったのがチカだという。

「同じスクールバスで通っているうちに喋るようになりました。気が付いたらそばにいた、という感じです」(チカ)

「3人兄弟の末っ子で甘えん坊を自覚するチカさんに対して、長女気質の沙也加は頼られたり、求められたりすることを何よりも喜ぶ女の子だった。服の趣味が合い、渋谷109や新宿LUMINE ESTによく通っていた2人。優柔不断でなかなか決められないチカさんに付き合い、『じゃあ、さっきの店に戻ろうよ』と手を引っ張るのは沙也加の役回りだった。『チカちゃんに似合いそう』と自分の服をくれたり、『見ていたいから』と美容室でカットするチカさんの後ろに2時間も座っていたこともあったという」(文春オンライン12/21より)

 沙也加が芸能界入りしてからも、プライベートで買い物に行ったり、互いの恋愛相談をしたりと、交流は続いていたそうだ。

「異変が生じたのは、昨年10月以降のことだ。『週刊文春』2021年12月23日発売号や2022年1月6日発売号などで報じたように、沙也加は昨年10月初旬から、ミュージカル『王家の紋章』で共演した俳優・前山剛久と交際していた。だが、その後、前山が元カノだった女性アイドルと連絡を取り続けていたことが発覚。浮気を疑う沙也加は、前山からたびたび罵倒の言葉を浴びせられ、次第に追い詰められていく。そして、昨年12月18日に急逝したのだった」(同)

 チカが今回話をしたのは、フライデーが12月16日発売号で、「恋人・前山剛久の慟哭 『暗闇の中で過ごした絶望の一年』」という記事を掲載した。そこでは、失意の日々を送り、貯金を取り崩して食い繋いでいるという前山の近況を、友人らの匿名コメントとともに掲載された。

 それにチカは反発して文春に話そうと決断したそうである。

「『FRIDAY』で最初に彼の記事が出た時から、モヤモヤした思いを抱えていました。サヤのためと思って黙っていたのですが、またこんな記事が出た。サヤから相談を受けて、彼への苦悩が書かれた遺書を読んだ人間にとって、もう耐えられません。ずっとサヤのことを想っていたという風に書かれていることが、許せないんです。サヤから心が離れていたこともあったと正直に書かれているのであれば、それは男女の間でよくあることで、そのこと自体は責められないと思う。それがこの一周忌というタイミングで、まるで悲劇の主人公のように登場することに辛くてやりきれない気持ちです」(同)

 自殺なのか、誤って落ちたのか。それさえも定かではないようだが、残された者たちの傷も癒えないようである。

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