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丹生明里が今、日向坂46のセンターを務める深い意味…“おひさま”も納得の魅力

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丹生明里(「日向坂46公式サイト」より)

 ついに悲願達成である。日向坂46の2期生として活躍してきた丹生明里が、4月19日に発売される9thシングル『One choice』で初めてセンターを務めるのだ。

 2017年に前身グループ「けやき坂46」のメンバーとして加入して以来、天真爛漫な笑顔と明るいキャラクターで『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)をはじめ、テレビ・ラジオで活躍してきた丹生。“にぶちゃん”と呼ばれ、ファンから親しまれてきたが、ついに加入6年にしてグループの真ん中に立つのだ。ファンから祝福の声があがっている中、その魅力を改めて紐解いてみよう。

 もともと丹生がアイドルに憧れたきっかけは欅坂46だった。インフルエンザで学校を休んだ際は、ずっと欅坂の動画を見ていたという。特に長濱ねるが好きだったといい、加入後に感激の対面を果たした際のエピソードもまた彼女らしい。

 「楽屋裏でケータリングをうまく両手で持てずにいたとき、長濱がスッと手を差し伸べてくれたそうです。その瞬間『自慢の推しメンだぁ~!』と興奮したそうです」(芸能ライター)

 丹生は、そんな長濱の仲間を集めるために作られた「けやき坂46」に加入する。だが、長濱が欅坂46の専属になるため、けやき坂46を卒業。グループは「日向坂46」として再出発する。

 「そこから、日向坂は『ハッピーオーラ』を武器に新たなファンを獲得していきます。その中で常に『笑顔』の丹生は、昔からグループが持つマインドを担ってきた実質的“センター”だったといえるのではないでしょうか。今年も4月1日、2日にデビュー記念日ライブ『ひな誕祭』が行われますが、昨年の同イベントでは、大好きな『ドラゴンボール』(フジテレビ系)の『かめはめ波をやりたい』という夢をファンの“おひさま”たちのもと実現させていました。彼女の『かめはめ波~!』の雄叫びに合わせてファンがペンライトの光でウェーブを作り、ドーム内を波動が1周するという光景を作り上げていましたが、いるだけで幸せになれる空間を作れる丹生は、まさに今の日向坂のセンターにふさわしい存在だと思います」(同)

 「今の日向坂のセンターにふさわしい存在」とは、いったいどういう意味なのだろうか?

 「『選抜制度』を採る乃木坂46や櫻坂46とは異なり、これまで日向坂46は表題曲は全員参加でした。ただ、昨年9月に4期生12人が加入したことで32人の大所帯となり、ファンの間では『今作から選抜制に移行するのではないか』と心配する声が広がっていました。

 しかし、蓋を開けてみれば前作同様、4期生は表題曲に参加せず、1~3期生20人の全員参加となりました。4期生をフォーメーションに入れるとなれば不安が広がりますが、今回は4期生全員が合流しなかった。つまり、選抜をめぐる争いを最小限にとどめることができたわけで、日向坂の持つハッピーオーラをファンに再認識させる機会にもなりました。もちろん『全員参加』だと同じメンバーの列が毎回入れ替わるだけという声もあり、ファンの間でも選抜制導入の是非が議論されていますが、丹生のセンターには納得するファンも多いのではないでしょうか」(同)

 もちろん、丹生がセンターに抜擢される予兆はあったという。

 「これまでセンターを務めてきたメンバーは、それぞれ写真集を発売しています。丹生も昨年7月にファースト写真集『やさしい関係』(幻冬舎)をリリース。ジムで鍛えたという腹筋があらわになった水着ショットなどがファンの間で話題になりましたが、今思えば、丹生のセンター抜擢はその頃から動いていたのでしょう。ただ、腰の不調で思うように活動できない状態が続き、今回もリハビリとメンテナンスをしながらのセンターとなります。そんな重圧を乗り越え、自身の体と向き合う丹生を、メンバーが温かく見守るという構図もまた、日向坂らしいです」(同)

 ちなみに写真集の『やさしい関係』というタイトルは、ファンと自身の関係性を表す言葉として、丹生が自ら選んだという。今後も、おひさまとメンバーの「やさしい関係」が続いていくことを願いたい。

1978年生まれ。大学卒業後、放送作家の道へ。情報番組や音楽番組、ワイドショーも担当。現場感覚を生かしてライターとしても活動。明太子好き。

いまいりょうすけ

最終更新:2023/04/02 21:00
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