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キスマイ千賀「グループ内格差に悩んでた」と母が暴露! 家族のメディア露出に懸念の声

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千賀健永

 Kis-My-Ft2の千賀健永の母親や弟が、相次いで顔出しのインタビュー記事に登場。芸能人ではないジャニーズタレントの家族がメディア露出するのは異例で、「グループ内格差」に踏み込んだ発言まであり、本人の活動への影響が懸念されている。

 今月2日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が千賀の母・のり子さんのインタビュー記事を掲載。最近の千賀は「小学生のころからスキンケアをしている」と公言するなど“美容男子キャラ”で知られているが、そんな彼を育てたのり子さんは昨年3月に東京・渋谷駅近くに美容サロン「COCO SENGA Beauty-Clinic」をオープンさせており、その宣伝のために取材に応じたようだ。

 記事では、昔から美容への関心が高かったというのり子さんがサロン開業に至った経緯などを明かしているほか、千賀についてもかなり踏み込んだ話をしている。

 なかでも特にファンの間で物議を醸したのが、千賀のデビュー後の“葛藤”についての発言だった。Kis-My-Ft2は結成から約6年後の2011年にデビューを果たしたが、いわゆる「前列メンバー」の藤ヶ谷太輔、玉森裕太、北山宏光と、千賀ら「後列メンバー」の扱いに大きな格差があると騒がれていた。

 これについて、のり子さんが「グループでは大活躍でしたけど、本人の葛藤はデビュー前より後のほうが大きかったみたいです。グループ内格差とか、“自分の存在価値”というところで悩んだんじゃないですかね」などと、赤裸々に語ったのだ。

 格差を逆手にとって、後列メンバーたちは中居正広のプロデュースでグループ内ユニット「舞祭組(ブサイク)」を結成したが、それに関しても「実は、健永は最初ちょっと落ち込んでいたんですよ。キラキラかっこいい感じに憧れてジャニーズに入ったのに、なんで“ブサイク”なんだ……みたいな(笑)。“なりたい自分”と“求められる自分”のギャップを感じていたみたいです」と、千賀が当時戸惑っていたことを明かしている。

 東京ドームで舞祭組の曲を歌ったときにファンからの声援が大きく、千賀が「やってよかった」「中居さんありがとう」と話していたという“イイ話”になってはいたのだが、見方によっては事務所および中居への批判と誤解されかねない際どいエピソードだ。

 これに対して、ネット上では「お母さん、余計なことは言わない方が……」「千賀くんがジャニーズ事務所から注意されないか心配」「美容サロンの宣伝でインタビュー受けたんだろうけど、千賀くんのこと話しすぎでは」といった疑問の声が相次いだ。そうしたネットの反応の影響なのか、この発言の部分が丸ごと削除されるという修正が行われている。この部分の小見出しは〈デビュー後の葛藤と「舞祭組」の悩み〉だったのが、〈恩師の中居は憧れの存在〉に変えられ、中居への感謝を強調した内容に。

 記事タイトルそのものも、〈息子がこぼした“グループ内格差”の葛藤と「キスマイで世界を」語っていた夢〉など千賀の話をメインにもってきていたタイトルだったものが、現在は“のり子さんが美容を語る”というような内容に大きく変更されており、タイトルから千賀の話をしているとは思わせないものになっている。

 また、3月上旬には写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)に千賀の実弟・丈意さんが登場。丈意さんは東京・港区にある精肉店のオーナーを務めており、2021年のオープン当初は兄へのコンプレックスから「キスマイ千賀の弟」であることを伏せていたが、誰よりも兄が自分を気にかけてくれていると実感したことで心変わりし、取材を受けることにしたのだという。

 店名は「Meat Garage 喜多川」で、ジャニー喜多川氏を連想させるために客から「ジャニーズ直営?」と問われることがあるというが、共同パートナーの名前に由来したものだそうだ。

 さまざまな事情があってインタビューを受けたのだろうが、先述の母・のり子さんにしても、弟の丈意さんにしても、店をPRする目的があることは疑いようがない。だがジャニーズにおいて、所属タレントの名前を利用するような形で親族がビジネスをすることは基本的に“タブー”とされてきた。実際、過去には嵐・相葉雅紀の実家の中華料理店が息子に便乗したグッズを販売していたとして、ジャニーズ側とトラブルになったと報じられたことがある。また、木村拓哉の母・まさ子さんが息子の名前を使って講演活動などをしているとして、ジャニーズが再三にわたって注意したと伝えられたこともあった。

 そうした背景もあって、千賀の家族の相次ぐ顔出しインタビューに不安を覚えるファンもいるようだ。ちょうど、Kis-My-Ft2は「退所説」「分裂説」が騒がれるなどデリケートな時期でもある。こうした一連の記事や親族の発言によって、千賀の事務所内での立場が悪くならなければいいが……。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2023/04/03 21:00
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