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のん、クドカン、たけし…「NHKへのリベンジ」を狙う3人の現在地

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のん(能年玲奈)

 2013年に一大旋風を巻き起こしたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が、この4月3日からBSプレミアムとBS4Kで再放送され、改めて視聴者をクギ付けにしている。

 主演を務めたのん(当時:能年玲奈)が一躍脚光を浴びた作品だが、それ以上に“特別”な作品でもあるという。

「まるで新作の朝ドラかのように、再放送のストーリーがスポーツ紙を中心にたびたび取り上げられています。朝ドラは再放送されることもしばしばですが、再放送中の作品のストーリーを改めてメディアが追っかけて記事にしているのは異例。それだけ『あまちゃん』人気が高いということでもあります。先日は勝地涼が舞台の宣伝のために『あさイチ』のプレミアムトークに登場しましたが、『あまちゃん』への出演はたった1話のみながら大きなインパクトを起こした“前髪クネ男”を演じたときのことが振り返られ、SNSでも大きな反響を呼んでいました」(テレビ誌ライター)

 今回は放送10周年という節目もあっての再放送となる。

「のんは『あまちゃん』で一躍国民的女優となるも、その後、所属していた事務所との移籍トラブルが勃発。地上波から姿を消すこととなったのは周知のとおりです。それでもヒロインの声を担当した長編アニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年)がロングヒットとなって存在感を示したほか、2020年公開の主演映画『私をくいとめて』では、『あまちゃん』以来の橋本愛との共演という話題性を飛び越え、日本映画批評家大賞で主演女優賞に輝くなど、改めて俳優としての魅力をアピール。昨年は、自身が監督・脚本・企画も務めた『Ribbon』や、さかなクンの自叙伝を映像化した『さかなのこ』、門脇麦と大島優子と姉妹役で共演した『天間荘の三姉妹』と主演映画が3本も公開されるなど勢いがあります。テレビでは相変わらず厳しい状況には変わりないものの、2020年にEテレの『怖い絵本』で起用されたのを皮切りに、NHKでは『ニュース7』への生出演や、『おやすみ日本 眠いいね!』へのサプライズ出演、昨年1月の『へんテナ』など、起用が続いており、状況は少しずつ変化しています。『あまちゃん』のアンコール放送はこれで二度目なのに、それでもこれほど反響があるわけで、NHKもそろそろドラマへの起用の準備を進めているはずです」(芸能記者)

 そして、この『あまちゃん』再放送をきっかけに世間から再びラブコールが飛び交っているのが、脚本家の宮藤官九郎だ。

「改めて『あまちゃん』見た視聴者からは、第1週目から緻密に伏線が散りばめられているクドカン脚本に、『天才すぎる』『やっぱりすごい』と絶賛の声が集まっています。クドカンは『あまちゃん』の大ヒットを受け、2019年にはNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を担当しましたが、世帯視聴率の全話平均8.2%で大河歴代ワーストを記録。しかし実際のところ『いだてん』は名作の呼び声高く、最終回もTwitterのトレンド1位になるなど人気はあった。視聴率が悪かったのは、大河の主要視聴者層である60代以上の支持が得られなかっただけなんです。

 そしていまやNHKは、中高年層ばかりを相手にしていては先細ると、若年層へのアピールを意識的に進めており、『NHK紅白歌合戦』のラインナップや演出からもそれは明らかですが、現在放送中の大河『どうする家康』も、これまでの大河ドラマのイメージを一新するつくり。“鉄板”の戦国時代、しかも誰もが知る徳川家康という題材でなければ、『いだてん』よりも数字は悪かったのではともっぱらです。そしてNHKがクドカンを今も高く評価しているのは、今年の正月時代劇『いちげき』を任せたことからも明らか。クドカンにとって初の本格時代劇でしたが、やはり脚本構成の妙が高く評価された。『あまちゃん』人気を考えれば、朝ドラのオファーはすでに出しているでしょうし、今の大河の路線ならクドカンにリベンジさせる方向性も十分ありえるでしょう。『いちげき』は二度目の大河のための試金石だったのではともささやかれています」(前出・テレビ誌ライター)

 そして、この『いだてん』にて、“落語界の神様”古今亭志ん生を演じていたのがビートたけし(北野武)だ。今秋には6年ぶりに監督を務めた新作映画『首』がようやく公開される予定だが……。

「一時トラブルも報じられたこの『首』は、たけしが2019年に出版した同名小説が原作で、信長、秀吉、光秀、家康が互いに互いを亡き者にしようとする一大活劇、いわば“戦国時代版アウトレイジ”。記者会見で着想源を聞かれると、『NHKの大河ドラマはよく見るけど、すごくキレイで、人間の業、欲、裏切りが描かれていない。庶民を平気で殺すということもないので自分としては面白くない』と、大河ドラマに対する不満が出発点だと話していましたが、この発言は放送中の『どうする家康』に対する皮肉ではないかともささやかれています。『首』では男同士の官能的な“絡み”も描かれるそうで、確かに大河ドラマでは描けない内容でしょう。『いだてん』出演時には収録時間が長すぎるとぼやき、『浅草キッド』の歌唱で出演した2019年末の『紅白』では、歌以外の出番で『残り10秒というカンペを出されてしまい、私はそのまま闇営業に行こうかと』とブラックジョークを飛ばしたが、本来は『N党に入ろう』だったものの事前にNHK側に止められたと暴露したことも。堅苦しいNHKに対する不満が、『首』で炸裂しているのかもしれません」(芸能ライター)

 のん、クドカン、たけし……三者三様の“NHKへのリベンジ”を見守りたい。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

最終更新:2023/04/20 09:00

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