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『エンタの神様』芸人、実は元Jr.!ジャニー氏性加害問題“顔出し告発”

『エンタの神様』芸人、実は元Jr.!ジャニー氏性加害問題顔出し告発の画像1
マイコーりょう 公式YouTubeチャンネルより

 ジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏(2019年死去)によるジャニーズJr.への性加害問題。4月12日には、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモトが日本外国特派員協会で記者会見を開き、「12~16年に15~20回ほど性的被害を受けた」と主張して話題となったが、新たに“顔出し告発”を行った芸能人が注目されている。

 今回、当事者として告発を行ったのは、マイケル・ジャクソンのものまねパフォーマンスで知られるマイコーりょう。かつて『エンタの神様』(日本テレビ系)にたびたび出演し、大橋のぞみの「崖の上のポニョ」をマイケル風に歌うなどしていた人物である。以前はオフィス北野などに所属していたが、14年以降はフリーで活動しているようだ。

 そんな彼は、20日に自身のYouTubeチャンネルに動画を公開し、ジャニー氏の問題に言及。それによれば、中学2年でジャニーズ事務所に入所し、高校2年までジャニーズJr.として先輩のバックダンサーを務めていたというが、「僕は(ジャニー氏から)まったく性的な行為を受けていません」という。

 しかし、当時一緒にレッスンを受けていたほかのJr.から、行為の話を聞く機会はあったそうで、「そういう行為を受けて、ジャニーさんのお気に入りになって、タレントとしていろんなところにキャスティングされる可能性が高くなるということを、かなり早い段階で認識しました」と明かしている。

 また、マイコーいわく、当時、行為が行われていたという東京・原宿の合宿所に泊まるJr.は、基本的にレッスンやリハーサルの後に終電を逃し、自宅へ帰れなくなったメンバーだったそうで、千葉に自宅があったマイコーは、泊まったことが一度もないそう。そういった事情から、「そういう行為をされるタイミングがなかった」と自己分析。

 さらに、「なんにも知らない男の子がいきなり“いたずら”されてるのかなっていうよりは(中略)どっちかっていうと、自ら(ジャニー氏に)気に入られに行くっていうパターンの子が多かったです」と意外な印象を語りつつも、自身は「これが芸能界なのか」と「強大な力」ショックを受けたそうだ。

 また、そうした「とんでもない芸能界の闇のシステム」を、芸能関係者は「みんな知ってた。だけど黙ってた」とした上で、「テレビ局に籍を置いているみなさまは、このことに早く気づいて、少年少女を守る世界であってほしいです」と長年黙認してきたテレビ関係者に苦言を呈した。

 なお、芸能界やYouTube界隈には、マイコーのように現役ジャニーズタレントとはまったく異なるジャンルで芸能活動を続ける元Jr.も少なくない。

 芸能事務所に入らないとなかなかメディアに出られなかった昔とは違い、近年はフリーで活躍するタレントや、テレビ出演にこだわらない芸能人も増えている。加えて、誰でもYouTubeやSNSで自由に発信できる環境にあるため、元Jr.が芸能界の闇を暴露しやすい状況であるともいえるのだ。

 カウアンの行動に触発され、今回の告発に踏み切ったというマイコー。そんな彼の姿を見て、さらに顔出しで糾弾する元Jr.が現れるかもしれない。

 

 

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

最終更新:2023/04/27 07:00

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