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タッキー「TO BE」へ続々合流の可能性にまさかの黒木メイサの名前も!?

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画像:YouTube「TOBE OFFICIAL」より

 稀代のエンタメプロデューサー、ジャニー喜多川氏がこの世を去って約4年、育ててきたタレントの活躍を通して今もなお、彼の偉業を目にしない日はないが、2023年の上半期は特に、そのカリスマ創業者本人の話題で持ち切りだ。

 国民的という代名詞で称される大型アイドルグループの解散、活動休止、脱退が頻発し、所属タレントの流出も止まらず勢いに陰りがでているなか、今年3月に配信された英国BBCのドキュメンタリー動画でジャニー氏による性的虐待問題が大々的に特集され、ジャニー氏が築き上げた“アイドル帝国”ジャニーズ事務所の輝きに陰りがみえはじめている。

 もちろん、これまでの勢いや輝きがジャニー氏の行ったと思われる性加害や横暴な運営体制によって作られたものならば、絶え間ない努力と夢を追いかける少年たちへの純粋なリスペクトを除き、手放しにジャニーズ事務所を賞賛できなくなるのは当然のことだ。一部報道によれば、すでにクライアント離れも始まっているともある。

 5月14日には、一連の騒動を事務所の現社長でジャニー氏の姪・藤島ジュリー氏が動画で、事実かどうかの明言は避けたものの、謝意を示し本件に対する見解を発表したが……。

「裏方に徹していたジャニーズ創業一族が表にでて頭を何度も下げるのは、前代未聞なことでびっくりしました。でも世論の後押しもあるし、この“重大案件”を蔑ろに対応すれば、さすがにビジネス的にも事務所の存続危機に関わると判断したということでしょう。世間からは、動画と書面だけでほんとに謝罪してるのか、なんて意見もありますがあのジャニーズが長年くすぶっていたこの件を受け止めて向きあったことは、大きな一歩なんです。所属タレントのデビューは全員が性的搾取を受容したことで成り立っているといった憶測がうまれたり、二次被害にも繋がります。今回は、言葉を選ぶために動画と書面での対応になるのは致し方なかったでしょう」(芸能記者)

 今回ばかりは多くの報道各所も傍観は避け、5月11日放送のTBS系報道番組「News23」では、この件について報じる際に、メインキャスターの小川彩佳アナウンサーが「報道機関がどれだけこうした被害を報道してきたのか。少なくとも私たちの番組ではお伝えしてこなかったという現状があります」とメディアの責任にも触れた。

 老舗の巨大芸能プロダクションの持つ強大なタレントパワーと権力にぶらさがって商売をしてきたマスコミやエンタメ業界、広告クライアントたちが、その関係性の見直しを迫られることになるだろう。

 ところで“ジャニー氏の後継”と呼ばれていたタッキーこと滝沢秀明は、着実に開拓へ進んでいるようだ。

<私はあなたと新しい世界をつくりたい。>

 新設された株式会社TOBEのホームページでは、こんな文言が浮き上がる。タレントは常時募集されており、公式YouTubeでは既に、東京と大阪でのオーディションの様子がアップされた。

「人材の育成やプロデュースが主軸で、オーディションの動画はジャニーズを彷彿させる少年たちがダンスレッスンに励んでいる感じだったので、“タッキーズ”なんてファンの中では呼ばれていますね。一時期、ジャニーズ事務所内の秩序が荒れていた際、コンプライアンス講習など取り入れたり、テコ入れをしたのはタッキーだったといわれています。革新的といわれることも多かったですが、根底にはジャニーさんのマインドである舞台や表現することを大切に思い、商業的に極端に走るより古き良きそのエンターテイメントをは求めているようですね。経営陣とプレイヤー両方のノウハウはもちろん、人望もありますから、ジャニーズ事務所のライバルプロダクションに成長してほしいです」(別の芸能リポーター)

 既報の通り、タッキーを慕う現役&元ジャニーズタレントは多い。

 風向きが変わってきた要因は、タッキーという大物の独立、そしてジャニーズを去っても勇気を持って声をあげてきた人たち、自分の夢を追い地道に活動している人たちが道を切り開き続けたことは大きい。

 タッキーが2022年10月にジャニーズ事務所を退社してから、常に存在していた「新事務所設立」の噂は割と早いうちに事実になったわけだが、次に沸き上がった“辞めジャニ合流”説のほうはいったいどうなるだろうか?

「今月25日に7人揃って事務所を卒業するIMPACTorsは、滝沢氏が手塩にかけたので、グループごと移籍する可能性が高いとファンの間ではいわれていますね。2日に約30年間も所属した古株元V6の三宅健が退所しましたけど、滝沢氏と仲良しだし、気になるところです。タッキーが公式ツイッターを開設した時にいち早く絡んでいた錦戸亮や、赤西仁も交流があるみたいだから、表立って所属するというよりは、裏方として一緒に楽曲制作したり、仕事を依頼してみたりってのは大いにあり得るのではないでしょうか。特に山下智久や赤西は国外でも活躍していて、ジャニーズ時代にタレントの海外進出に力を入れていたタッキーと、いい相乗効果がでそう。ちなみに、女優の黒木メイサが4月いっぱいで19年間所属した芸能事務所から独立したけど、赤西と夫婦そろってタッキーズに移籍したらなんて噂もあがっていました」(同)

 なお、LDHの代表取締役会長HIROと女優の上戸彩や、EXILEのTAKAHIROと女優の武井咲が結婚した際には、彼女たちがLDHに合流するなんて噂もあったが今の所実現はしてない。

 この一連の騒動をきっかけに、ジャニーズ事務所は膿を出し切り、唯一無二のアイドル帝国再建の舵を切れることができるのか。そして新しい時代のエンターテイナー、タッキーが作り出す新しい世界を早くみてみたいものだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/05/18 08:00
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