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SixTONESとのジャニーズ・ソーセージ対決、嵐・二宮に軍配 理由はシズル感?

ジャニーズのソーセージ競争で、嵐・二宮がSixTONESに軍配 理由はシズル感?の画像1
嵐・二宮和也

「煮るなり 焼くなり 二宮和也」。一度聞いただけでは、食品のCMとは思えないキャッチコピーがなんとも気になるCM。それが伊藤ハム「グランドバイエルン」だ。2021年3月から本CMのメインキャラクターとして契約中の二宮和也。10年近くに渡り長らく俳優の阿部寛がメインキャラクターをつとめてきたが、奪い取ったかたちだ。

 CMに起用された当初は、二宮の妻の旧姓が「伊藤」であったところから、一部ファンから「嫁の名前につながって不快」などと過激な声も聞かれたが、現在は落ち着いている模様だ。

「もともと、ジャニーズには縁のなかった伊藤ハムのCMでしたが、二宮によって念願の契約となりました。『煮るなり 焼くなり 二宮和也』のキャッチコピーはファンの合言葉のようになっており、SNS上でも多数の書き込みが見られます。食品系のCMはスーパーなどの店頭で流れることも多いですから、二宮のタレントパワーに頼ったこのCMの構造は『とりあえず足を止めさせる』という意味で理にかなっているといえるでしょう」(広告代理店関係者)

 ファンの中では、同じく二宮が出演中のCMである食品用油(日清オイリオ)と発泡酒(クリアアサヒ)をセットで楽しむ様子もSNSで見てとれる。

 今年4月からは新作が放映されている。皿の上に山盛りに積まれたソーセージを前に、二宮が「ガブリます」と宣言。宣言どおり一心不乱にかぶりつくというシンプルなものだ。

「ただし、昨今の故ジャニー喜多川氏によるスキャンダルもあり、ジャニーズタレントの広告起用にはおしなべて疑問符が付けられています。たしかに広告業界では『放映して大丈夫?』などの声も。このCMのキャッチコピーは「肉の旨いがぎっちぎち」。担当代理店の博報堂は、業界紙でジャニーズ事務所に忖度していることを認めるなど、かの事務所と広告代理店のパワーバランスは未だに偏っていますから、代理店営業が見過ごした、クリエイター側の確信犯的戦略と言えるかもしれません」(前出・広告代理店関係者)

 そんな中、別のソーセージ製品のCMには、後輩ジャニーズも出演している。2022年11月からグループ「SixTONES」の中心メンバー・ジェシーと森本慎太郎が「シャウエッセン」(日本ハム)のイメージキャラクターをつとめている。まさに競合商品である「アルトバイエルン」と「シャウエッセン」。二宮との新旧ジャニーズ対決になった格好だ。

「甲冑に身を包んだふたりが『チーズ味軍』と『ホットチリ軍』に分かれてその旨さを対決するという演出でしたが、タレントが食品を食べる、いわゆる『食べカット』がほぼ無く、ラスト数秒でかじる程度。二宮が“カブりついて”いるのに比べ、インパクトにかけました。結果としてSixTONESによるCMはわずか3カ月で終了に。ジャニーズ対決は二宮に軍配が上がりましたね」(CMディレクター)

 二宮のCMは、現在も放映中の模様。揺れるジャニーズの話題とともに、いらぬ火種にならないことを願うばかりだ。

加藤マサキヨ(CMディレクター)

1988年生まれ。広告、IT業界に精通。週末はアイドル鑑賞で目を労り、サウナで汗を流す。

かとうまさきよ

最終更新:2023/05/30 20:00
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