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Snow ManとDa-iCE、トラジャとINI…ジャニーズも他事務所Gと“コラボ”する時代に?

Snow ManとDa-iCE、トラジャとINI…ジャニーズも他事務所Gと“コラボ”する時代に?の画像
Travis JapanとINI(INI公式Twitter)より

 5月19日、ジャニーズが“競合ボーイズグループ”の曲を地上波ゴールデン帯のテレビ番組で歌ったと業界内で話題になった。

 ことが起こったのは19日放送の『オオカミ少年』(TBS系)。この日は人気企画の「年の差ヒット曲バトル!ハマダ歌謡祭」の第7弾が行われたが、注目を集めたのは、「歌ってつなげ! 年の差メドレー」というカラオケで歌うコーナー。レギュラー出演しているSixTONESのジェシーと田中樹らがジャニーズの曲を歌う場面がたびたび話題になっているコーナーだが、この日の放送では意外な組み合わせも見られた。

 コーナー冒頭、MCの浜田雅功がゲストのSnow Man・渡辺翔太にカラオケについて話を振ったところ、渡辺は「Da-iCEっていうダンスボーカルユニットの花村想太っていう子がいるんですけど。めちゃくちゃ歌がうまい人で。その人とカラオケに行って歌を教わったりとか……」とエピソードを披露。さらにDa-iCEのヒット曲「スターマイン」が流れた際には、渡辺は「これ友達(の曲)です」と言ってゲームのルールでもある“横取り”を行い、渡辺が歌うことに。ナレーションが「親友、Da-iCEの花村さんの曲」と紹介するなか、渡辺が見事な歌声を響かせた。

 ジャニーズの渡辺が、他事務所のボーイズグループであるDa-iCEの曲を歌うという光景に、「しょっぴー(渡辺の相性) × Da-iCE は最高すぎ」「Da-iCE × 渡辺翔太相性良すぎる」「推しと推し……最高」と喜ぶ声や、「想太としょっぴー友達だったんだ~!」「しょっぴー、想太とカラオケ行くんだ~っ仲良しなんだって見てたらスターマインまで歌うなんて」などSNSでは驚きの声や喜びの声があふれることに。

 さらに、放送中には花村想太自身がTwitterで「うぉーーー!しょうちゃんありがと!やばすぎるー!!!」と反応。番組放送後には「しょっぴーがスターマイン歌ってくれてたので、僕は踊ってみました!」として、Snow Manの最新アルバム収録の「slow」を踊るダンス動画をTikTokに急きょ投稿するという“お返し”もしてみせ、この一連のやり取りに双方のファンが大盛り上がりとなった。

「2人は数年前にYouTuberのヒカルを介して仲良くなり、ヒカルの本名にも『太』の文字があるということで、3人で月1で集まる『太の会』を開いているということはコアなファンの間では知られていたことですが、以前はあまり大っぴらに語られたことはなく、渡辺も“歌のうまい友人”について語ることはあっても名前を出すことはありませんでした。しかし昨年11月には『めざましテレビ』(フジテレビ系)で花村が、『これちゃんと言うの初めてなんですけど』としながら渡辺と仲がいいことを公言。さらに最近、渡辺が表紙を飾った発売中の『週刊朝日』(朝日新聞出版)で花村とDa-iCEの名前をはっきりと出して『歌を教わっている』と語っており、今回地上波でも渡辺が花村との友情を公言した形です。花村は『いつの日かカラオケ以外で一緒に歌えますように』ともツイートしており、Snow ManとDa-iCEの本格的な共演を期待する声も高まっています」(アイドル誌記者)

 Da-iCEといえば、2021年に「CITRUS」が日本人男性ダンス&ボーカルグループとしては史上初となるストリーミング1億回再生となるなどロングヒットを記録し、第63回日本レコード大賞の大賞を受賞。しかしジャニーズ色の強い『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にいまだ出演できていないなど不可解な状況が続いているだけに、『ミュージックステーション』でSnow Manと同日出演することも期待されるところ。

 しかし実はこれだけにとどまらず、つい最近もTBSの番組きっかけで、ジャニーズのグループと他事務所のグループの“コラボ”が実現している。

 それは同局の音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』。5月15日に生放送された2時間スペシャルにはTravis JapanとINIがそれぞれ出演したが、放送後、Travis Japanから松田元太、松倉海斗、七五三掛龍也、INIから田島省吾と髙塚大夢という5人で、それぞれの最新曲を踊る動画が互いのTikTokアカウントでを公開されるという正真正銘のコラボレーションが行われたのだ。

「もっともこちらは、INIの田島が元ジャニーズJr.で、トラジャ(Travis Japan)の松田・松倉とは特に関係性が強かったという背景もありますし、トラジャもINIも共にユニバーサルミュージック同士だから比較的スムーズに実現した……という部分もあるでしょう(※INIは販売元がユニバーサル)。両グループは3月末に北海道でのイベントが一緒になった際に合同ショットを公開し、田島・松田・松倉のスリーショットが公開されると大反響。今回のコラボはその流れを汲んだものでしょうが、前回は写真のみだったのが、今回はがっつりコラボできているだけに、“事務所の壁”がずいぶん取り払われた印象です」(同)

 ジャニーズといえば、同じ事務所の人間や関係者以外はフォローしてはならない、配信中にコメントされても名前を触れられないといった独自のSNSルールを設けるほど、徹底的に他事務所との交流が表向きは断たれていたが、一体いかなる変化なのだろうか。

「そもそも、LDH所属の白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS)がSnow Manの岩本照と高校の同級生だったり、ジャニーズWESTの藤井流星と仲が良かったりと、当たり前だが個人同士では事務所関係なく交流がある。特に今は、SKY-HIが『D.U.N.K.』というプロジェクトで事務所の垣根を超えてのコラボを進めていることにも象徴されているように、“大人の事情”で交友関係を公に言えなかったり、コラボできないという日本の芸能界に対する疑問が若い世代を中心にある。一緒に撮った写真を公開したり、お互いのTikTokに登場したり、そうしたコラボはジャニーズ以外の現場では当たり前にやっていること。ジャニーズもここ数年でSNSが解禁され、変化の途上にあるが、コラボは双方にメリットが見込めるし、徐々に容認していく方向なのでは。

 また、ジャニーズが排他的な構えを崩さない間に、それこそ『D.U.N.K.』のように“非ジャニーズ”勢が手を組むケースがここのところ急増していて、映画『HiGH&LOW THE WORST X』(22年)ではTHE RAMPAGEの川村壱馬と吉野北人、BE:FIRSTのRYOKI(三山凌輝)、NCTのYUTA(中本悠太)が共演し、コラボ曲も生まれた。民放各局もジャニーズ依存からある程度脱却しなくてはならないことは理解しているため、“非ジャニーズ”グループへの投資も進み始めている。こうした動きにジャニーズ事務所も少なからず危機感を覚えているのでは。無論、昨年からの相次ぐ退所や亡き創業者の性加害問題などで大揺れに揺れている状況も大きく影響しているだろう」(芸能事務所関係者)

 2023年はジャニーズにとっていろんな意味で大きく変化する年となるのかもしれない。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2023/05/20 09:00
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