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市川猿之助にその時、何が? 文春の生々しすぎる描写と取材力

「週刊現代」編集長の交代劇

 ところで、週刊現代の編集長が替わる。片山勇人編集長から、その前にやっていた石井克尚になる。石井編集長は任期半ばで交代したから、今度は自分の思い通りの雑誌作りをしてもらいたいものだ。

 少し気になることがある。週刊現代のある局を、上にいる人間が管轄することになるそうだが、そのエライさんが部員たちに、「編集長はいないものだと思え」とか何とかいったというのだ。

 せっかく、やる気満々の編集長が戻ってくるのに、「いないものだと思え」とはどういう意味なのだろう。

 これからはもっと編集に介入して、自分の思い通りの雑誌にしようというのだろうか。雑誌は編集長のもの。上の人間は困っている時だけ手を差し伸べる。あとは一切任せることだ。

 週刊朝日の次は週刊現代が休刊なんてことにならないだろうか。心配だ。

 

 先週、美人大阪市議にストーカーまがいの行為をしていた大阪維新の会の笹川理府議は、文春の報道以降も、府議団団長は続投する意向だったという。

 大阪の代表の吉村洋文知事も「過去のこと」だとかばったという。

 だが、文春によると、肉体関係を求めるようなセクハラメッセージまで出てきて、ようやく「一身上の都合」という理由で辞表を提出したそうだ。

 思い上がったセクハラ府議を自ら切れなかった維新の会は、身内には甘いということが満天下に知られてしまった。

 こうしたことが積み重なって、ちょっぴり期待されていた小さな政党がいくつも消えていった。維新の会も同じ道を辿りそうな気がする。

 だが、自分たちは世の人々に受け入れられているという“錯覚”からなのだろうか、ポストによれば、早くも政権を取った時の閣僚名簿を秘かに作っていた? という。

 だが、内容は全く違う。維新に食い込んでいるといわれる元東京・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋と、これも維新ウオッチャーといわれる須田慎一郎が、2人で作り上げた想像上の架空の閣僚名簿なのである。

 長谷川は現職時代、安倍元首相べったりで、自身が司会を務めていた『ニュース女子』で、「沖縄の基地反対運動について事実でない内容を放送した」と批判された人物。

 まともに聞くのがはばかられるが、まあ、少し紹介だけしておこう。

 総理が馬場伸幸だそうだ。今の党代表だが、このオッちゃんでは人気がでないと思うがな。

 副総理が吉村洋文。私は逆のほうがいいと思う。外務大臣に鈴木宗男。財務大臣に民間から橋下徹だと。官房長官に引退したはずの松井一郎を持ってくるという。こんな名簿が本当にあったら、次の総選挙で維新の会は惨敗するのと違うかな。

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