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市川猿之助にその時、何が? 文春の生々しすぎる描写と取材力

デープ・スペクターはジャニーズを擁護?

 お次はジャニー喜多川問題で、事務所側を「擁護」するような発言をしているデープ・スペクターのインタビューを掲載しているニューズウィーク日本版から。

 デープの発言を抜き出してみよう。

「BBCのレポーターは真面目に報じたとは思うんだけど、今回報じられていることはみんな知ってるくらい有名な話で、驚きすぎ。冷静さがなくて、これは僕、ツイッターでも言ったことですが、欧米の価値観の押し付けだと思った」

「芸能ニュースが今回、『報道しない』と批判されたけど、(テレビが報じるのは)やっぱり、逮捕、起訴されてからですよ。噂のレベルでは報道できない。ジャニーズタレントでも、逮捕されたら報じてきた。さすがにジャニー自身が逮捕されればテレビでやりました。でも今回は、物的証拠がない」

 ここまで書き写してきて、あまりのバカ発言に辟易。ニューズウィーク日本版よ、こんな男をコメンテーターに使うのはやめたほうがいい。

 こやつ、ジャニーズ事務所とテレビやスポーツ紙がべったりだということを知っていて、それでも「逮捕されなければ報道しない」とは、あまりにも人を馬鹿にした言い草である。

 外国からの“出稼ぎ”タレントにこんなことをいわしておくのは、この国のジャーナリストが衰弱している証拠である。

 

 ところで、株価が値上がりして喜んでいるようだが、上がる要素のないものが一時的に上がっても、また下がるのは必定。

 そんなことより、これから成長する企業を見つけ出し、それに投資する方が夢があって楽しいはずだ。

 現代が巻頭特集でやっているプレミアム企業には、なかなか面白いものが紹介されている。

「CYBERDYNE(サイバーダイン)」という企業を知っているだろうか。装着型サイボーグ「HAL」を開発している。脳卒中などで身体の機能が低下しても、脳から身体へ送られる信号を読み取って動作を支援してくれるのだ。

 日本では様々な規制が邪魔になり普及していないが、欧州では保険適用をされ、需要は広がっていくはずだという。最低投資額2万9700円。

 水問題は深刻で、これからの戦争は水をめぐって起こるといわれている。海水から塩分を除去し淡水化できる技術を持っているのは東レだという。同7万5130円。

 薄くて軽く、曲げることもできる太陽電池を2025年には事業化しようと取り組んでいるのは積水化学工業。同19万7300円。

 EV車が普及するためには短時間で充電できる急速充電器が求められるが、その分野で注目を集めているのが東光高岳という会社。同20万7200円。

 安価な触媒を用いてアンモニアの製造を実現したのはつばめBHB。非上場。

 EV車の悩みは車体が重いことだが、車体の軽量化技術で注目を集めているのは、釣り具で有名なリョービだそうだ。同15万3200円。

 未来の利益率で読む有望企業のベスト3は、1位のオリエンタルランドと3位の日本航空は分るが、2位はパチンコメーカーの平和だそうだ。脱コロナでパチンコやパチスロが回復してきているそうだ。

 私ならCYBERDYNEを買うな。投資額も少ないし、将来私も含めて、必ず多くの需要があるはずだ。

 

 ところで断っておくが、私はLGBTの人たちに批判的な人間ではない。だが、あのジェンダーレストイレというのはいただけない。

 銭湯などは、もともと裸の付き合いだから、男湯にどんな人が入ってきても驚くことはないし、この国には「混浴文化」というのがあるのだから。

 だがトイレだけは、自分がどっちに入ればいいのか即座にわかるようにしてもらいたいと思う。

 年を取ると我慢できる時間がどんどん短くなる。それに、女性の入った後にすぐ入るのは気が引ける。トイレの中でオナラでもしたら出てこられなくなる。

 新潮によれば、ジェンダーレストイレをいち早く設置した東京・歌舞伎町の東急歌舞伎町タワーでは、混乱していて、警備員が、「男性の小だけの方はこちらです」「男性の大の方と女性専用は奥です」と連呼しているという。

 苦労してようやく用を足した20代のカップルが、「男女別々のほうがいい」とつぶやいていたというが、その通りである。

 GWのさ中、都内の銭湯で、「女湯で男性器がチラッと見えた」という報告があったそうだ。その男は、おばさんと一緒にマスクをして入店したので見分けがつかなかったという。

 女性従業員が注意するとすんなり帰ってくれたが、もし、「なんでダメなのか」といい張ったらややこしいことになっていたかもしれない。

 日本大学の百地章名誉教授のいうように、キリスト教のように同性愛を禁じなかったし、日本は宗教的に同性愛にはおおらかだった。どこの温泉にも混浴はあったし、歌舞伎は男ばかり、宝塚は女性ばかり。

 私も何度か遭遇したが、観光地で女性のトイレがいっぱいだと、おばちゃんたちが男子用トイレに侵入してきたものである。おおらかが一番なんだ。

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