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市川猿之助にその時、何が? 文春の生々しすぎる描写と取材力

NHKは「ワクチンのネガティブな情報は一切出さない」?

 さて、私は算数は苦手だが、これぐらいはわかる。「バカ+バカ=バカ バカ×バカ=バカ」

 岸田首相の息子だから期待するほう無理だとは思うが、これほどだったとは……。

 首相の長男の岸田翔太郎首相秘書官(32)といえば、これまでも外遊時に公用車を利用した土産物購入や観光疑惑が国会でも問題視されてきた。公私の別のなさや脇の甘さが散々指摘されたが、またまた騒動を起こしたと文春が報じている。

 現在、岸田首相は公邸で長男と2人で暮らしているのだが、昨年12月30日、親戚たちをその公邸に招いて、首相の立ち位置であるセンターで笑みを浮かべていたのが翔太郎本人だというのである。

 だが、首相公邸は親戚の家ではない。

「二一年、野党議員の質問に対して政府が公表した答弁によれば、公邸は『内閣総理大臣の職務の能率的な遂行を確保し』『国の事務及び事業の円滑な運営に資することを目的とする施設』とされています。もちろん首相の私的な居住スペースもありますが、迎賓や執務機能も備え、オンラインでの首脳会談が行われることも。万全の警備体制が敷かれ、年間の維持費は約一億六千万円とされています」(官邸担当記者)

 政治アナリストの伊藤惇夫はこういう。

「首相が公邸に客を呼ぶことはありますが、あくまで職務に関わる話をするため。公邸で宴会だなんて聞いたことがない。撮影された写真は“公邸見学”の域を大幅に超えており、常識的には考えられません」

 だが、疑問なのは、誰がこの写真を公にしたのか? ツイッターにでも投稿したのだろうか。それとも、以前のように外務省筋から文春にタレこんだのか。

 どちらにしても、こういう息子を自分の秘書官に無理やり押し込んだのだから、それこそ自己責任である。

 今日(5月29日)、唐突に岸田首相は息子・祥太郎を更迭すると発表した。親としても呆れ果てたということだろう。

 お次はNHKの大ミスというよりも、意識的な番組捏造とでもいえるかもしれない。

 

 NHKの看板番組『ニュースウオッチ9』で、新型コロナワクチン接種で夫を亡くした河野明樹子を、新型コロナに感染して亡くなった夫の遺族だと紹介したのである。

 翌日、5月16日の同番組では、「ご遺族として紹介した3人の方たちは、ワクチン接種後に亡くなった方のご遺族でした」と謝罪はしたが、なぜこうなってしまったのかの説明はしなかった。

 新潮によれば、NHKのニュースディレクターは、HPにはっきり「ワクチン被害者遺族の会」と書いてある被害者団体に取材の申し込みをし、その会の代表から、ワクチン接種後に亡くなった方の遺族だと説明されていたのだ。

 河野のところには、当該のディレクターや番組の編集長から電話が来て、遺族に謝りたいといわれたが、映像を作り直して再放映してくれという要求には、渋ったままだという。

 なぜこのようになったのか。若手の編集マンにはツテがなく、「ワクチン被害者遺族の会」にすがり、コロナで亡くなっても、ワクチン接種で亡くなっても、広い意味ではコロナ禍で亡くなった人だということで、編集責任者やチーフプロデューサーたちが合意したというのだから呆れる。

 その背景には、「NHK報道局では、ワクチンのネガティブな情報は一切出さない、という暗黙の了解がある」(NHK関係者)というのだ。

 元上智大学教授の田島泰彦は手厳しく批判する。

「NHKは“ワクチン死”を隠したかったのではないか、と疑わざるを得ません。ワクチン被害の問題をタブー視し政府に忖度したからこそ、コロナ死の扱いにすり替えたのではないか。もし番組上層部にそうした意図があったなら、まさにゆゆしき重大な問題。受信料を払っている視聴者に対する背信行為であり、謝罪だけで済ますのは許されません。報道自体の徹底的な検証と丁寧な説明がNHKに強く求められます」

 政権に尻尾を振り、政権批判は極力抑え、国民の皆様に嘘をつくNHKなんぞはもういらない。

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