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フジの悪癖またも…『教場0』、特別編という名の総集編放送に「詐欺すぎる」と批判殺到

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『風間公親-教場0-』FOD配信ページより

 木村拓哉が主演するフジテレビ系月9ドラマ『風間公親-教場0-』の「特別編」が26日に放送されたが、実質2時間にわたる“総集編”だったことに視聴者から落胆の声が相次いでいる。

 『教場0』は、木村主演で2020年1月4日・1月5日の2夜連続で放送されたフジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『教場』と、翌年1月3日・1月4日に放送された新春ドラマスペシャル『教場II』のシリーズを、初めて連続ドラマ化したもの。『教場』より少し前の時系列となる“過去編”となっており、まだ神奈川県警捜査一課の刑事だった頃の風間が主人公で、風間は指導官としてバディを組む新人刑事を鍛えていく物語となった。

 木村とバディを組む新人刑事役に新垣結衣、北村匠海、染谷将太、赤楚衛二、白石麻衣が揃い、他にも9年ぶりの俳優復帰となった坂口憲二や、少ない出番ながらさすがの存在感を見せた森山未來など、豪華な顔ぶれもあり、最終回となる第11話までで世帯視聴率の全話平均は9.80%を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。民放春ドラマでは『ラストマンー全盲の捜査官ー』(TBS系、全話平均12.87%)、『特捜9 season6』(テレビ朝日系、全話平均9.87%)に次ぎ、今期3位の成績に。フジテレビの月9ドラマは、昨年4月期の『元彼の遺言状』(全話平均9.12%)から低迷が目立ち、前期の『女神の教室~リーガル青春白書~』にいたっては全話平均6.97%と同枠ワースト4位の成績にまで落ち込んでいたが、『教場0』は全話平均2ケタには届かなかったものの、1年以上ぶりの好成績となった。

 新米刑事の遠野(北村匠海)が何者かによって千枚通しで刺され、風間(木村拓哉)も右目を失う重症となった「千枚通し事件」について、19日放送の最終回では犯人の十崎(森山未來)を取り逃すことになるというビターな結末となり、モヤモヤした視聴者も少なからずいたようだが、続編を匂わせるエンディングに期待の声も上がった。

 それだけに26日放送の「特別編」には、続編につながる何かしらの情報が得られるのではとの注目も集まっていたのだ。

「宣伝では〈最終回のその後を描く特別編〉と銘打たれていましたし、これまで意味深に登場してきた幸葉(堀田真由)のブロック玩具のミニチュアについて、あらすじでは〈幸葉は、誰が作ったのかわからないこのミニチュアが何なのか気になる〉とあったため、何かしらの新情報が出てくると思われました。特に、最終回の最後に十崎が口にした『妹はどこだ?』というセリフは大きな反響を呼び、バッグに千枚通しを入れられていたという謎のエピソードが劇中にあった幸葉が『妹』なのでは?との推理も盛り上がりました。

 しかし蓋を開けてみると、2時間ある特別編はほぼ総集編の内容。『時間の無駄』『予告詐欺すぎる』『最終回のその後が描かれるって……そんなのあった?』『2時間かけてレゴで花壇ができましたが唯一の新しい情報』『総集編て言え』など、批判の声が相次いでいます。しかも、もっとも注目されていた“妹”については、『妹はどこだ?』と十崎が言うシーンすら削られていましたからね……」(テレビ誌記者)

 フジテレビは同様の「特別編」を主に月9ドラマで繰り返している。2019年4月期の月9『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の特別編では、同ドラマ最高視聴率を記録した最終回13.8%を大幅に上回る15.6%をたたき出したが、やはりほぼ総集編といっていい内容だったため「騙された」との声が相次いだ。このことが視聴者の教訓となったのか、以降の月9ドラマの特別編は必ずといっていいほど数字が下がるようになり、このところはしばらく特別編が用意されることもなかった。

 それでも、2021年10月期の『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』では特別編放送後に映画化が発表されるといったケースもあり、今回の『教場0』においても、“ほぼ総集編”とわかっていながらも何らかの発表があるのでは……と期待していた向きもあったようだ。それだけに、続編決定などの発表も特になく終わった『教場0』の特別編に対し、余計に不満の声が広がっている。

 フジテレビドラマの“悪癖”として不評の「特別編」。今期は水10ドラマの『わたしのお嫁くん』、木曜劇場の『あなたがしてくれなくても』も特別編が用意されているが、『わたしのお嫁くん』は新作ながらFOD限定配信となっており、「こっちを地上波で流してほしい」「商売が露骨」と余計に批判を高めている。一方、29日放送となる『あなたがしてくれなくても』特別編は、〈第10話の終わりから、最終回が始まる直前までの“空白の数カ月”〉を描くとしつつも、〈これまで放送された第1話から最終話までの名場面や、SNSに共感の渦を巻き起こし、時に賛否両論を呼んだ数々の名セリフも振り返ります〉と総集編中心の内容になるであろうことを予告しており、予防線を張ったともいえるが、今後もフジの“特別編商法”は続いていくのだろうか。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2023/06/27 06:00
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