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櫻井翔、性加害問題に“2カ月前のコメントの焼き直し”で見えたキャスターとしての限界

櫻井翔、性加害問題に“2カ月前のコメントの焼き直し”で見えたキャスターとしての限界の画像
櫻井翔(写真/Getty Images)

 8月14日、嵐の櫻井翔が月曜キャスターを務める報道番組『news zero』(日本テレビ系)の中で、事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について言及した。

 被害を訴える元ジャニーズJr.たちによる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」は、ジャニーズ事務所が7月1日に設立を発表した「外部専門家による再発防止特別チーム」によるヒアリングが8月14日に行われたことを受けて、同日夕方に記者会見を開いた。当事者の会は、「有意義な意見交換ができた」などと特別チームを評価する一方、「ジャニー喜多川氏からの性加害を認めて謝罪をしてほしい。被害者への救済措置を何らかの形でとってほしい」と改めてジャニーズ事務所の対応を強く求めている。

 その夜、『news zero』ではこのニュースを取り上げ、意見を求められた櫻井は、「“二度と不祥事を起こさない”。それが大前提なのは変わりませんし、そのために広く、当事者の声を聞くということが極めて大事だと感じています。特別チームにはそれを踏まえて、どこに問題があってどう変えればいいのか、明確な提言をしてほしいと思っています」とコメントしたのだが……。

「櫻井といえば、6月5日放送の同番組で初めて自身の思いを公に発信した際も『しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたのかを調査してほしい』『二度とこのような不祥事が起こらない体制を整えなければならないと思います』と話していたため、前回のコメントの焼き直しのように聞こえ、中身がないと感じた視聴者も多かった。また、“不祥事”という表現などにも批判の声が出ていますね。櫻井はキャスターとして客観的な意見を述べねばならないと思ったのかもしれませんが、6月5日の放送では『問題の責任が問われている事務所に所属している』と自身の立場に触れたうえで語っていたのに、今回の客観性が強調された口調には“他人事感”が漂ってしまい、“不祥事”という表現にも事態を軽く見ているかのような響きが生まれてしまった。櫻井が問題の事務所に所属しているタレントである事実は変わらないのですから、前回のようにもっと自分の言葉で主観的な意見を語ったほうがよかった気がします」(芸能ライター)

 同じ日本テレビの情報番組『シューイチ』でレギュラーコメンテーターを務めるKAT-TUN・中丸雄一とは差を付けられたとの見方も強い。

「中丸は、今月4日に国連人権理事会による記者会見があったのを受け、6日の放送でさっそくコメント。人権理のステートメントの中に、事務所が設置した特別チームの調査について『透明性と正当性に疑念が残る』とあったことに触れ、『まずジャニーズ事務所が設置した外部の調査チームがありますけども、これ実質、第三者委員会とはいえ、100%透明性があるのか?って。その部分がなんか今回、国連が入ることで補完されたらいいなという期待はあります』とコメント。“事務所の対応は足りていない”と指摘しているわけで、所属タレントとしては踏み込んだ発言でした。一方の櫻井は今回、用意していたコメントを読み上げただけのような印象で、中身も当たり障りのないものでした」(同)

 櫻井の対応は、日本テレビとの“関係性”も影響しているのではとも指摘される。

「チャリティ特番『24時間テレビ』を控えてスルーできず、とりあえずコメントを出したのではとの声もありますが、それ以上に『ラグビーワールドカップ2023 フランス大会』のほうが大きいでしょう。櫻井は日本テレビ系ラグビーワールドカップ中継のスペシャルサポーターに起用されており、イメージソングは2019年大会に続いて嵐の楽曲が使用されています。フジテレビの『ワールドカップバレー2023』では、デビュー予定と一部で報じられたジャニーズJr.グループのスペシャルサポーター就任が内定していたものの、創業者の性加害問題を鑑みてジャニーズタレントの起用が白紙になったと新聞などでも伝えられましたが、日テレは強行。そのためにも櫻井にはコメントをさせる必要があったのでしょう」(週刊誌記者)

 性加害問題については本来、タレントが矢面に立つべき話ではなく、事務所社長が前に出て説明責任を果たすべきところだが、しかし「キャスター」を名乗るのであれば、自社の問題であってもしっかりジャーナリスト精神を持って伝える必要がある。

「センシティブな内容なので、性加害の“実態”について不用意に言及できないのは理解できるところですが、最大の問題は、人権理が指摘したように『日本のメディア企業は数十年にもわたり、この不祥事のもみ消しに加担した』という部分で、ジャニーズ事務所のメディアコントロールによって“もみ消された”ことについては本来言及すべきところ。そこに踏み込めないというのであればキャスター失格のそしりは免れないでしょう。せめて、5月14日に藤島ジュリー景子社長による公式見解が発表されたことに関し、翌日夜の『news zero』では有働由美子キャスターのみが語り、櫻井はスルーすることになった事態について、自らの口で弁解すべきだった。この背景には、大先輩の東山紀之が『後輩たちには極力待ってもらいました』と、自分がコメントをするまで発言をしないよう“言論統制”していたことがありますが、幹部的ポジションである東山からの“お達し”次第で話すか話さないかが決まることの異常さを、キャスターであるならば自覚し、反省すべき。視聴率欲しさに起用したであろうジャニーズキャスターですが、今となっては“できれば切りたい”がテレビ局の本音でしょう」(同)

 「キャスター」を名乗るうちは、今後も進展があるたびに針のむしろとなるのは避けられないだろう。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2023/08/16 12:00
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