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『24時間テレビ』でのジャニーズの扱いめぐり日テレ内分断か

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日本テレビ

 8月26日・27日に放送される日本テレビ系チャリティ特番『24時間テレビ46』。メインパーソナリティはなにわ男子が担当と、例年通りジャニーズ事務所所属のグループが起用されたが、彼らの扱いをめぐって局内でも意見が分かれ、分断状態となっているという。

 ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏による未成年への性加害問題は、国際連合人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の専門家が先日来日した際に調査に乗り出し、「事務所のタレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという、深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」「日本のメディア企業は数十年にもわたり、この不祥事のもみ消しに加担したと伝えられている」などと指摘したものの、事務所を取り巻く状況にさほど変化は見られない。

「当初は“スルー”していたテレビ局も報道番組などでようやく扱うようになったが、まだまだ生ぬるい内容です。理由は単純明快で、番組出演者と発注先というビジネス関係があるから。今後もドラマ、音楽、バラエティ番組における“ジャニーズ依存”から脱しない限りはずっと続くでしょう」(在京テレビ関係者)

 目下、注目されているのが“ジャニーズのための番組”とも揶揄される『24時間テレビ』の動向だ。1997年の第20回でKinKi Kidsがメインパーソナリティに抜擢されたのを皮切りに、ほぼ毎年のようにジャニーズタレントが「顔」となってきた。今回も、メインパーソナリティをなにわ男子が務めるだけでなく、中京テレビが展開する東海3県(愛知・岐阜・三重)のメインパーソナリティをジャニーズJr.ユニットの「美 少年」が担当。読売テレビのスペシャルサポーターは、関西ジャニーズJr.の「Aぇ! group」が4年連続で務める。また、毎度放送されるスペシャルドラマはなにわ男子の道枝駿佑が主演となる。

 今年は「子ども、環境、SDGsなど、未来に向けて考えるべき社会問題」について考える「未来志向の24時間テレビ」を謳うが、まさに子どもが被害を受けた性加害について触れないわけにはいかない。

「18歳の芦田愛菜と合わせ、若い世代の8人が未来を担う『新・社会人世代』の代表という位置づけで、社会問題について情報を発信していくという構図。そのため、メインパーソナリティのなにわ男子のメンバーが性加害問題に関する何らかの見解を番組内で発信したほうがよいとの声が、若手を中心とした制作スタッフの多くが声を上がっています。『そうしなければ日テレもバッシングの対象になる』と昨今の世の中の流れをみて感じる人が多いのです。一方で、長年の慣習や事務所との関係を気にして“忖度”したい日テレの幹部連中は『絶対に触れたくない。やる必要はない』と激しく抵抗。局内ではまだ大モメしており、決着がついていません」(日テレ関係者)

 ちなみにチャリティパーソナリティには芦田愛菜らとともに同局の報道番組『news zero』のメインキャスターの有働由美子も投入されるが、「性加害問題については有働アナにすべて背負わせるのでは」(同)との見方も。

 いずれにせよ、「愛は地球を救う」を謳う『24時間テレビ』がジャニーズ性加害問題について向き合うことになるのか。視聴率の低迷がささやかれる同番組だが、注目度という意味では近年にないほど高まっているかもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2023/08/20 08:00
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