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株式会社TOKIOと中居正広がジャニーズタレントの引受先に浮上?TOBEを最大限警戒

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 ジャニーズ事務所の性加害問題に関する記者会見を受けて、主要な取引先であるCMスポンサーが次々と撤退を表明している。これまで長きに渡りジャニーズタレントはさまざまなCMに起用され、SMAPや嵐が人気絶頂のときはグループで1億円に迫る契約料金をほこっていた。そんなジャニーズタレントに対して、各CMスポンサーが一斉に契約の見直しを発表している。

 「いち早く動いたのは、東京海上日動火災保険と日本航空でした。その後、キリンやアサヒグループも続いた。さらに、日本マクドナルド、花王、日本生命など契約見直しの波は止まらない状況。そんな中、モスフードサービスはSnow Manのラウール、渡辺翔太が出演する新CMの放送を開始した。タレント個人に罪はないという見解だが、SNSやメディアから疑問の声を投げかけられている。結果として、9月13日には『できる限り速やかに変更します』と公式に発表して、ラウールと渡辺は降板する可能性が濃厚になった」(民放関係者)

 大手スポンサーの迅速すぎる動きに、一部のジャニーズファンからはSNSで不買運動の呼びかけが起きる事態になっている。さらに、ミュージシャンのGACKTなど、CM打ち切りに異議を唱える芸能人も出始めてきた。

 「GACKTは『ファンの愛情を軽視しすぎ』など、打ち切りを表明した企業を批判しています。ただ、同調しているのは一部のジャニーズファンくらいで、GACKTは各方面から猛ツッコミを受けている。そもそも、CMスポンサーはタレントではなく、ジャニーズ事務所と契約している。性加害を事務所が正式に認めたわけで、取引を続けていたら世界中からの信頼を失う。当面はジャニーズ事務所と金銭のやり取りを行うことは、株主からの批判の対象にもなります」(大手広告代理店関係者)

 このままならば、CM契約が0になる可能性も高いジャニーズ事務所。そうなると、民放テレビへの出演も激減するだろうと言われている。

 「今後は、契約でNGを出したスポンサーがCMを提供する番組に、ジャニーズタレントは基本的に起用できない。例えば、キリンがスポンサードするドラマの主演に、ジャニーズタレントが起用されたらクレームになるわけです。それに、そもそもですがジャニーズタレントが出演する番組には、契約を打ち切った企業はCMを入れません。そうなると、多くの番組はジャニーズタレントを起用しない。結果として、来年以降はテレビからジャニーズタレントが激減することになります」(民放関係者)

 ジワリジワリと崩壊へ向けたカウントダウンがはじまっているジャニーズ事務所だが、裏では新たに社長に就任した東山紀之を中心に、再編も行われはじめているという。

 「記者会見では社名変更も大きな問題点として挙がったが、裏では着々と準備が進められているようだ。ただ、ジャニーズWESTや関ジャニ∞など、グループ名にジャニーズと入っているグループもいるので調整が必要。来年を目処に社名変更は行われる予定でいるようです。ただ、それまでの期間に仕事はドンドン無くなることが予想されるので、一部のタレントやグループは、別会社を立ち上げて再スタートする準備も行われているようだ」(週刊誌記者)

 そんな中でもっともジャニーズ事務所が懸念しているのが、タレントたちの退所や移籍だと言われる。特に、退所したタレントが次々と合流している「TOBE」には、最大限の警戒をしているとか。

 「大人気のSnow ManやSixTONESは、TOBEを立ち上げた滝沢秀明氏が事務所にいた時に作り上げたグループです。このままなら、平野紫耀や神宮寺勇太のように、Snow Manのメンバーなどが合流する危険性もある。そうなる前に、ジャニーズ事務所はなんとか手を打とうとさまざまな策を練っているようだ」(スポーツ紙記者)

 そこで、受け入れ先として急浮上しているのが、株式会社TOKIOだという。

 「株式会社TOKIOは、代表が藤島ジュリー景子氏で大株主です。今回の騒動を受けて、メンバーがジュリー氏から株式を買い取り、城島茂が代表になる準備が進んでいるとか。というのも、農林水産省から性加害問題を受けて、城島の『ノウフクアンバサダー』としての活動を当面見合わせるよう要請が来た。実害を受けたこともあり、子会社から完全独立するようです。その上で状況を整理して、ジャニーズグループやタレントを引き受ける話が出ている。農林水産省の件はありながら、株式会社TOKIOは福島県に『TOKIO課』を設置して協業しているが、管理する県庁企画調整課から付き合いを続けるとお墨付きは出ている。メンバー3人のイメージも良いですし、ジャニーズとの関係を精算すれば、農林水産省の仕事も継続できる見込み。後輩を引き受けるとなれば応援する声が大きくなる可能性も高い」(スポーツ紙記者)

 さらに、ジャニーズ事務所から独立した中居正広も、救いの手を差し伸べる可能性が高いという。

 「中居の個人事務所である『のんびりなかい』には、元ジャニーズ事務所のスタッフも多く合流している。そういったスタッフはアイドルの売り方を知っているし、中居もかわいがっているKis-My-Ft2のメンバーを心配しているようだ。中居は、キスマイの派生ユニット・舞祭組のプロデュースもしていますし、いくつかのグループを預けても良いのではという声が、ジャニーズ事務所内からも出ているようです。一匹狼タイプの中居ですが、滝沢氏のやり方には疑問をいだいているという話なので、古巣のピンチに一肌脱ぐ可能性は十分あります」(同上)

 新体制として本格的に動き出す前から、ピンチが続いているジャニーズ事務所。OBたちの力も借りて、危機的状況を乗り越えることはできるのだろうか?

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2023/09/14 09:38
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