平野紫耀ら新グループ結成にキンプリファン反発…メンバーの絆変わらずもファンに「分断」
#King & Prince #TOBE
元King & Princeの岸優太が滝沢秀明氏の新事務所「TOBE」に合流し、同じ元メンバーの平野紫耀、神宮寺勇太と共に新グループ「Number_i」(ナンバーアイ)を結成した。King & Princeは完全に「2対3」に分裂してしまったことになる。これに対して、著名なドラマプロデューサーが岸らを痛烈に批判したことが物議を醸し、双方のファンの間で「分断」が起きるなど波紋が広がっている。
岸は15日、TOBEの公式YouTubeチャンネルの生配信で合流を発表。同時に、平野、神宮寺と共に新グループを結成することが発表され、岸が発案したという「Number_i」というグループ名が公表された。今後について、平野は「マストだけど、やっぱりコンサートはやっていきたい」と明かし、「僕たちらしいものというか、そういうものをたくさんコンサートに詰め込んで、ファンの皆さんとの距離感をもっと縮めたい。まだ会えていない人っていっぱいいると思うから、くまなく会いに行きたい」と抱負を語った。
平野と神宮寺は7月にTOBE入りしてから3カ月もほぼ活動休止状態でファンは「おあずけ」を食っていたが、9月いっぱいでジャニーズ事務所を退所した岸を加えて3人で晴れて再始動となり、さらに「コンサートはマスト」という言葉が飛び出したことでファンは喜びに沸いている。
そうした祝福ムードをよそに、Number_iの結成に複雑な思いを抱いているのが、3人の脱退後に永瀬廉と高橋海人の2人体制で活動を続けているKing & Princeのファンだ。ネット上のファンからは「3人で新グループって裏切りとしか思えない」「完全にタッキーの引き抜きじゃん」「れんかい(永瀬&高橋コンビの通称)がかわいそう」といった否定的な意見が上がっている。
これに対して、Number_iのファンからは「3人は裏切ったわけじゃなく、新しい道を選んだだけ」「れんかいが可哀そうって、自分たちの意思でグループに残った2人を否定してることになるよ」「別の事務所に行ったら裏切り者とか、昔のジャニーズの思考回路と一緒じゃん」といった反論があり、SNS上などで双方のファンによる争いと分断が起きている。
この騒動に油を注いだのが、TBSのドラマプロデューサー・植田博樹氏の発言だ。植田氏が15日付の自身のX(旧Twitter)で、「まあ、人それぞれ、としか言いようがない。是非もない。ただ、俺はレンカイ担。そこは不変」と切り出し、永瀬&高橋を支持すると前置きした上で「人って、道を踏み外すと顔つき変わる。元仲間が困っている時に、背中から斬りつける真似は、僕は好きじゃない」と、岸たちを批判していると受け取れるような言葉をつづった。
これにファンから「想像力のかけらもないですね。双方に失礼です」などと批判が寄せられると、植田氏は「タイミングは他にあっただろうと、僕個人は思いますけどね。他の方法もあった。自由はあるが、配慮のかけらも無かったよね。まあ、それは個人的意見で、彼らの幸せを祈ります」などと返している。
植田氏は木村拓哉が主演した『ビューティフルライフ』や櫻井翔が主演した『特上カバチ!!』などを手がけたヒットメーカーで、今年1月期には永瀬が広瀬すずと共演した『夕暮れに、手をつなぐ』を担当した。そうした立場にある人物の発言ということもあって大きな反響を呼び、ネット上で「道を踏み外すとか背中から斬りつけるとか言い方ひどすぎ」「3人の気持ちを尊重して送り出したれんかいの想いを踏みにじるような発言」といった批判が寄せられ、炎上状態となった。植田氏は「まあ、人はそれぞれとしか言いようがない。是非もない。お気を悪くされた方にはお詫びします」と謝罪して話題を切り上げたが、批判が収まらない状況だ。
どうしても「2対3」の対立的な構図で語られがちだが、当の5人の間にはわだかまりがないようだ。8月に永瀬のラジオ番組『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)に岸がサプライズ出演し、同じくゲストとして呼ばれた高橋を交えて3人でトークしたが、この時に永瀬は「みんなひとりひとり自分たちが選んだ道を楽しく進めてるわけやから。これから岸くんがどういう活動をしていくか、知らせられる時期はまだ先かもしらんけど、それも岸さん自身が選んだ道やし、俺ら2人もね、俺ら自身が選んだ道やから。ファンの人には温かく見守ってもらえたら」と語り、それぞれの選択に納得していることをうかがわせた。
もし「裏切り」だと思っていたら、もう少し違った表現になっていただろうし、わざわざ番組ゲストに呼ぶことはないだろう。さらに番組では、岸が「一生応援してます」と永瀬と高橋に呼びかけると、永瀬は「それはこっちもよ。紫耀とじん(神宮寺)のことも、もちろんね」とエール交換していた。
また、高橋も4月に出演したトーク番組で、メンバー3人が脱退するグループの今後について問われ、「僕はメンバーのことが何よりも好きなので、みんなが幸せに暮らせたらいいなって。ずっと友達でいられたらいいなって思います」と涙ながらに思いを告白していた。これも3人のことを「裏切り者」と思っていたら出てこない言葉だろう。
一方、平野はジャニーズ退所直前に出演したバラエティ番組で「一番仲のいい人は?」と質問され、それに「メンバーかもしれないですね。メンバーとはしょっちゅう遊びに行っています」と回答するなど、こちらも絆の深さを感じさせた。
また、岸は6月に出演番組のロケで韓国を訪れた際、King & Princeの11thシングル「ツキヨミ /彩り」の特典であるキーホルダーを私物のナップサックに付けている姿を現地の人に撮られており、グループ愛の強さが浮き彫りに。神宮寺は脱退発表後、メンバー5人でロケをした帰りに「5人でプリクラ撮ろうぜ!」と言い出し、ファンの間でも有名な「エモすぎるプリクラ」が誕生するきっかけをつくるなど、こちらもメンバーとグループに対する愛情が深い。
歩む道は異なってもメンバーたちの絆は続いている。だが、ファンの分断や争いは激しさを増すばかりとなっている状態だ。このような状況はメンバーたちも望んでいないはずだが……。
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