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局アナの『M-1』準々決勝進出は「必然」!? “エリート漫才師”福島暢啓アナの経歴

ヤングタウン日曜日(12/20) – YouTube

 先月末に行われた『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)大阪・京都3回戦の結果が発表され、MBS毎日放送の福島暢啓アナウンサーが落語家・錦笑亭満堂と組むコンビ「ヤングタウン」が準々決勝進出を決めた。

 福島アナが「ヤングタウン」として『M-1』に挑戦したのは、今回が3度目。ラジオ番組の企画がきっかけで2018年大会に初エントリーし、3回戦敗退。昨年の2度目の挑戦でも3回戦で敗れており、今回が初の準々決勝進出となった。「ヤングタウン」はMBSのラジオ番組から取ったコンビ名だ。

 今年の『M-1』エントリー数は8,540組。準々決勝には例年120組程度が残っており、「ヤングタウン」の準々決勝進出は全エントリー者の1.4%に残る快挙だが、実は福島アナ個人にとっては3度目の準々決勝となる。

 福島アナは落語研究会に所属していた大学時代、「志ん茶」というコンビで『M-1』に出場しており、07年、09年の2度にわたって準決勝まで進んでいる。07年がエントリー数4,239組に対して準決勝進出者が67組、09年が4,629組に対して78組と、現在の『M-1』と難易度は異なるものの、アマチュアコンビの準決勝2度進出は、やはり快挙だ。

 現在、お笑い界には多くの学生お笑い出身コンビが活躍している。19年に『M-1』王者となったミルクボーイを筆頭に、20年王者のマヂカルラブリー村上、21年、22年と2年連続ファイナリストとなった真空ジェシカ、さらに準決勝進出者まで見ればストレッチーズや令和ロマン、ラランドなど多くの学生お笑い出身者が知られるが、そのほとんどがプロの舞台を経ての出場。福島アナの「志ん茶」以降、2度にわたって準決勝に残ったアマチュアは1組もない。

 つまり「ヤングタウン」の準々決勝進出は、局アナがたまたまコンビを組んで漫才をやってみたらいいところまでいっちゃったのではなく、かつての学生お笑いのスーパーエリートがプロの落語家と組んで漫才をやっているという状態。ある意味では、準々決勝まで上がってくるのも時間の問題だったと言えそうだ。

 07年の大井競馬場、サンドウィッチマンが劇的な優勝を飾ったあの日の敗者復活ステージに、「志ん茶」の福島アナも立っていた。そのエピソードを、20年12月放送のラジオ『ヤングタウン日曜日』(MBSラジオ)で明かしている。

 結成1年目で敗者復活まで進んだ志ん茶だったが、そのままプロに進もうとは思わなかったのだという。

「絶対無理だと思いました。人生をそこに投入している人たちの戦いを見てるわけですね。ほかのメンバーが漫才をしているときの袖で見ている顔とか、モニターを見ている顔とか、タバコ吸ってる顔とか、コーヒー飲んでる顔とか、ただただ空を見ている芸人さんの顔とか見てたら、僕らみたいなもんでは到底敵わないって思いましたよ」

 もともとお笑い好きで、『M-1』も点数をつけながら楽しんでいたという福島アナだが、自らが参加した07年以降は「(採点は)できなくなっちゃった」といい、「あのときの悲喜こもごもを見てたからね」と遠い日を思い出していた。

 そのステージでは、超新塾から「志ん茶、ウケてたなぁ~!」と言われたことが思い出に残っているという福島アナ。今年は、どこまで勝ち抜いていけるだろうか。

(文=新越谷ノリヲ)

新越谷ノリヲ(ライター)

東武伊勢崎線新越谷駅周辺をこよなく愛する中年ライター。お笑い、ドラマ、ボクシングなど。現在は23区内在住。

n.shinkoshigaya@gmail.com

最終更新:2023/11/16 15:13
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