亀梨和也、田中みな実の熱愛“元旦”報道が“スクープ”にならなかった理由

　今年の元旦も毎年同様、各スポーツ紙が芸能人たちの熱愛などおめでたい話題を報じたが、不可解だったのがKAT-TUNの亀梨和也とフリーアナウンサーの田中みな実との熱愛だ。

　2人の交際に関しては、これまでまったく報じられておらず、すっぱ抜いた媒体はスクープのはずだったが……。

「実は昨年の大みそかにニュースサイト『フライデーデジタル』が、ベテラン芸能リポーター・石川敏男氏のスクープとして、《「男性アイドルと元局アナが元日婚へ…」ベテラン芸能レポーターが掴んだ「超ド級の熱愛＆結婚」情報》とした記事を配信しました。これは亀梨と田中の交際＆結婚情報を報じたものだと思われますが、事実なら大スクープ。これを見た各媒体の担当記者が双方の事務所に事実確認をしたようですが……」（テレビ局関係者）

　そして一夜明けた元旦の午前4時、全スポーツ紙のみならず、一部WEBメディアが一斉に2人の交際を報じた。さらに記事の内容も《昨年9月に発売された雑誌の対談で意気投合し、熱愛に発展》《交際期間は数カ月だが、2人は結婚も視野に入れている》としている。

　また、全媒体に対して亀梨の所属事務所・SMILE―UP．（旧ジャニーズ事務所）は、「お仕事をご一緒して以来、仲良くさせていただいております」とコメント。また、田中の所属事務所・フラームも一部媒体に対して、亀梨の所属事務所と同じコメントをしている。

　思わぬビッグカップルの熱愛報道だが、今回の報道は双方の事務所、そして“大人の事情”も絡んでいるようだ。

「亀梨の所属事務所といえば、元旦、NEWS・小山慶一郎がAAA・宇野実彩子との熱愛＆年内結婚を、WEST.の桐山照史が、元バレーボール女子日本代表の狩野舞子さんとの結婚を一部媒体で報じられたが、ともに否定せず。旧ジャニーズといえば、所属タレントの結婚はおろか、恋愛すらNGにしていたことは有名な話。しかし、今や、創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題によるイメージダウンからの回復が課題となっている。所属タレントの熱愛に寛容な姿勢を打ち出すことでイメージアップを図りたいところだろう。とはいえ、亀梨、小山、桐山を推すファンからしたら元旦から地獄にたたき落とされたような気分のはずだ」（芸能記者）

　亀梨といえば、来年4月期のテレビ朝日系で放送される石原さとみ主演の連続ドラマ『Destiny』に出演することが発表済み。そして、公式発表はないが、一部媒体が同ドラマに田中も出演することを報じていたのだ。

「交際中の亀梨と田中の共演は少なからず話題になり、今回の熱愛報道はドラマの関係者からしたらありがたい話のはず。さらに田中の事務所としては、一部スポーツ紙が同じく所属している広末涼子と、彼女との不倫が原因で離婚した有名シェフ・鳥羽周作氏の年内結婚を報じた。この話題が悪目立ちするのを避けるべく、田中の交際を認めたのだろう」（同）

　まずは亀梨のドラマに注目してみたい。

黒崎さとし（編集者・ライター）

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし