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綾瀬はるか、『ぎぼむす』完結で俳優としての正念場を迎えることに

綾瀬はるか、代表作『ぎぼむす』完結で俳優としての正念場を迎えることにの画像1
綾瀬はるか(写真/Getty Imagesより)

 俳優の綾瀬はるか主演のTBS系の人気ドラマシリーズ『義母と娘のブルース』のスペシャルドラマ『義母と娘のブルースFINAL 2024年 謹賀新年スペシャル(以下ぎぼむすFINAL)』が1月2日に放送された。

 同作は2018年7月期に連続ドラマでスタートし、2020年、22年の正月に連ドラのその後を描いたスペシャル版を放送。今作は足かけ5年半に及ぶドラマの完結編となっている。義母の亜希子(綾瀬)と初対面では小学生だった娘・みゆき(上白石萌歌)も大学生になり、約13年にわたって家族として過ごし、共に支え合ってきた2人の新たな門出を描く。

「18年の連ドラは、放送中から『ぎぼむす』の略称で話題になり、最終回の平均世帯視聴率は19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録。もちろん綾瀬のみならず、連ドラ版で亡くなってしまったみゆきの父親役・竹野内豊や佐藤健の好演も高視聴率、高評価獲得に大いに貢献した。スペシャル版では竹野内の出演シーンは激減したものの、20年は16.0%、22年は13.8%を記録。今回は完結編とあって、かなりの高視聴率獲得が期待されていたのだが……」(テレビ誌記者)

 言うまでもなく、元日には能登半島地震が発生。2日の各局の番組の放送が危ぶまれたが、TBSをはじめ、民放各局は当初の予定通りの番組を放送した。

 その結果、『ぎぼむすFINAL』はスペシャル版では過去最低の10.9%。同時間帯の民放キー局の裏番組では、テレビ朝日系の『夢対決2024 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!5時間スペシャル』の11.5%を下回ってしまったのだ。

「番宣が足りなかったわけではないし、ドラマのクオリティーが落ちたわけではなかったが、まさかのスペシャル版での最低視聴率。その要因だが、もちろん地震の影響はあったにせよ、数字だけを見ると俳優としての綾瀬が“持っていない”ことが証明されてしまった。かなり不本意な形で完結を迎えてしまったのでは」(芸能記者)

 確かにここ数年、綾瀬の仕事は振るわない。

 21年1月期のTBS系ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(21年、TBS)は最終回で20.1%を記録するなど話題になったが、22年4月期のフジテレビ系月9ドラマ『元彼の遺言状』は全話平均9.1%と低調な数字だった。

 さらに、映画では、綾瀬主演のNHKの大河ドラマで共演した長谷川博己主演映画『はい、泳げません』(22年)、昨年公開の木村拓哉が主演を務めヒロインを務めた『レジェンド&バタフライ』、主演映画『リボルバー・リリー』は興行的にいずれもコケてしまった。

「作品選びの時点で失敗続きなのかもしれない。『ぎぼむす』を続けつつ、ほかの作品に出るという選択肢もあったはずだが、『ぎぼむす』は終わらせてしまった。今後、新たな代表作となるような作品に出会えればいいが……。映画賞をいくつか獲得した主演映画『おっぱいバレー』(09年)の続編を今やれば絶対にウケるはずだが、すっかり綾瀬の〝黒歴史〟になったようで地上波での放送すらない」(同)

 新境地を目指した作品選びだったかもしれないが、この状況だからこそ、さらなる大胆なイメージチェンジを模索しても良さそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/01/14 09:00
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