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ヒロド歩美vs.テレ朝局アナ――「五輪キャスター戦争」でヒロドがまさかの“敗退”

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テレビ朝日

 フリーアナウンサー・ヒロド歩美が7月26日(現地時間)に開幕するテレビ朝日系列のパリ五輪中継“スポーツキャスター枠”から外れたという。代わって『報道ステーション』で共演する安藤萌々ら女性アナウンサー数人が現地に派遣される。

 ヒロドアナは8月7日スタートの『熱闘甲子園』(ABC・テレビ朝日系)のMCを務めることが発表されているが、五輪期間と被るのは終盤の5日間だけ。日々多忙なスケジュールをこなすヒロドアナなら“掛け持ち”することも可能だった。『報ステ』のスポーツコーナーの顔として、ABCテレビ局アナ時代に取材担当した東京五輪に続き、2大会連続夏季五輪現地取材に意欲を燃やしていたが、その願いは叶わなかった。

「前回大会では柔道、スケートボードに代表されるアーバンスポーツを中心に、当時レギュラー出演していた『サンデーLIVE!!』の出演者としてプロ野球解説者・古田敦也氏とともに現場を回っていました。今回の結果はヒロドアナ本人も相当悔しがっていたそうです」(テレビ朝日関係者)

 昨年春、ABCテレビを退社するも、局上層部のゲキ推しもあって系列キー局を代表する報道番組に滑り込んだヒロドアナだが……。

「局内では取材力に長けているヒロドアナを五輪取材に推す声もありましたが、世界的なスポーツイベントで最も報道陣の数が絞られるのが五輪。『いつクビが切られるかわからないフリーに行かせるなら、会社として財産に残る局アナを派遣した方がいい』という意見が多数を占めた結果、ヒロドアナの派遣が見送られたのです」(同前)

 ヒロドアナに代わってパリ行きをつかんだのは入社9年目で『サタデーステーション』などに出演する桝田沙也香アナウンサー、7年目の住田紗里アナウンサー、先に触れた5年目の安藤萌々アナウンサーの3人。

「桝田アナはスポーツ担当、安藤アナは『報ステ』で東京五輪取材経験があります。住田アナウンサーは青山学院大学付属中学時代にベルギーのインターナショナルスクールに移り、高校卒業まで過ごすなど語学に堪能。このほか、実況担当する男性アナウンサーも複数名現地に派遣されることになります」(同前)

 コロナ禍をくぐり抜けて平穏な夏季五輪開催は2016年のリオ五輪以来8年ぶりのこと。7時間の時差があるのは視聴環境としてマイナスになるが、テレビ各局は全精力を尽くして五輪報道に力を入れている。日本勢のメダルも期待されるが裏方ではこうした展開が行われているのだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2024/05/23 09:00
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