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”トガり芸人”真空ジェシカ ラフターナイト優勝で「胸張ってスベるようになった」!?

撮影=八木虎造

 ニューヨーク、空気階段、やさしいズ……。TBSラジオのネタ番組『マイナビラフターナイト』は、お笑いファンの“民意”を敏感に反映した年間チャンピオンをこれまで輩出してきた。そして2019年、いかつい人気のかが屋や宮下草薙らを打ち破り、王者の座に就いたのが真空ジェシカだ。「トガっている」とウワサの絶えないコンビに、おそるおそる記念インタビューを敢行した。

***
――『マイナビラフターナイト』チャンピオン大会、優勝おめでとうございます。

2人 ありがとうございます。

――反響はどうですか?

ガク 周りは賞金の100万円の話しかしませんね。「100万円を手に入れた人」扱いになっています。

川北 芸人からは結構「やったな」と言ってもらえるんですけど、一般の人には自分たちから言わないと伝わらないです。人力舎の事務所内でもしばらく話題になっていたのですが、アンタッチャブルさんが突然復活したんで……。

ガク 話題は全部そっちになりましたね。

――ラジオでオンエアされた大会の様子を聴くと、爆発的にウケてましたね。

川北 爆発的にウケました(笑)。でも、どうせ票入らないだろうと思ってたので。僕ら、ズルいことしがちなんで。

ガク チャンピオン大会も、自分らの出番前のママタルトをもじったツカミをしたんです。そういうのって、お客さんからすると「ズルしてる!」と評価を下げるだろうなと。大体、客票がよかったのなんて初めてです。ライブでウケても投票されない。

川北 そもそもウケないことのほうが多いので。

――チャンピオン大会は、完全客票なんですよね?

ガク みたいです。

川北 票を操作してたら、俺らを選ぶわけがない(笑)。

――実力で、かが屋や宮下草薙に勝ったと。

川北 納言にも勝ったし、予選には四千頭身もいたし。

ガク そういうところだけアピールしていきます。どんな大会だったかは言わないけれど。

――同じタイミングで『M-1』準々決勝に進出していましたね。均等に力は入れてました?

川北 『マイナビラフターナイト』に標準を合わせたつもりはないです(笑)。『M-1』の準々決勝は、今年一番だと思っていたネタをかけたんですよ。それがスベったので、僕たちが間違えてました。ツカミが一番ウケて、そこから尻すぼみだったので、すごい低い点数をつけやすかった。

ガク 徐々に盛り下がる……。一番印象悪いやつです。

川北 『ラフターナイト』の打ち上げでアルコ&ピースの酒井さんに「おまえらこっち側だから、『M-1』あきらめろ」と言われたので、もうあきらめます。「こっち側」というのは、賞レースで評価される芸風じゃない、ということだと思うんですけど。

ガク そっちに腹をくくるべきなのかもしれないですねえ。そこまで『M-1』にこだわっているわけではないので、より向いているほうに行きたいです。

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