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フジテレビ元局アナが古巣に「なかなか出られない」理由とは

フジテレビ元局アナが古巣に「なかなか出られない」理由とはの画像
久慈暁子 公式Instagramより

 先輩たちと同じ道を辿ってしまうのだろうか――。

 元フジテレビの人気アナウンサーで、現在はフリーで活躍する大島由香里が、3月20日に生出演した『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)の中で、古巣になかなか出られない実情を語った。

 大島アナは2007年4月にフジテレビに入社し、2017年12月31日付で退社。その2年後にはプロフィギュアスケーターの小塚崇彦氏との離婚を発表し、現在はバツイチキャラを生かしてバラエティ番組などで活躍している。

 そんな大島アナは番組内で、フジテレビの元局アナが同局の番組に「なかなか出られない」状況があると証言。「これって”フジあるある”なんですけどね」と、元フジテレビの女性アナウンサーに多い傾向にあることも話した。

 また、今春には「唯一、目標としてくれた」という後輩の久代萌美元アナウンサーや、久慈暁子アナウンサーが相次いで退社するが、2人との共演が実現する可能性が高まったとして「ワクワクしている」と感想を語っている。

 こうした談話を受け、在京テレビ局関係者は「古巣と仕事ができるかは、局員時代にどうやって周りと接していたのかが大きく影響してしまう」と指摘する。

「アナウンサー職に限った場合ですが、多少仕事ができなくとも周りへの気配りがちゃんとできる局員ならば、特に技術系スタッフから『またあの人と一緒に仕事をしたい』と必ず声が上がります。仕事の規模は小さいかもしれませんが、ちょっとしたロケリポート番組なんかでは重宝されますね。また後輩スタッフの面倒見がいいと、例えば番組ナレーションだけでも『ギャラは安いですけどいいですか?』と発注がきたりするものです。女子アナであることを鼻にかけていたり、周囲にお膳立てされていることに気づいていない人も決して少なくはないですが、そういう女子アナとは、まず距離を置きますね。あえて仕事を発注する必要もないですから、フリーになっても、そのまま放置することも多い。所属事務所などを通じての営業があれば仕方なく使うこともありますけど……」

 地方局ではもっと露骨な実情があるという。

「報道記者兼任の女子アナだと、業務上、他局記者とのつながりも必然的に増えます。そのため、かつて常駐していた記者クラブや取材現場での立ち振る舞いが、そのままフリー転身後の仕事の増減に直結するといっても過言ではありません。評判がいい人なら、なかなか画面には出せなくても、ナレーションだったり、局主催・後援のセミナーやシンポジウムの司会を任せることもある」(西日本の某テレビ局幹部)

 3月いっぱいで退社する久代萌美元アナウンサーは、吉本興業入りすると一部で報じられており、今月21日に新規開局したBSよしもとで番組を持つと言われている。一方、4月30日付で退社する久慈暁子アナは、学生時代に所属していた芸能事務所から再出発する予定だが、どちらも今後、局アナ時代の人間関係が如実に現れるのは間違いなさそうだ。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/03/25 06:00
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