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「汚染された日本食品なんか食えるか!?」食品衛生崩壊の韓国にはびこる異常な“放射能アレルギー”

 しかし、輸入量を減らしただけでは、まったく不十分だった。全国各地で、環境団体によるデモが相次いだのだ。彼らの主張は「いくら少ない量の放射性物質とはいえ、人体にまったく影響を及ぼさないという保証はない。また、水産物の場合、原産地確認が難しく、流通過程で表記をいくらでもごまかすことができる」というものだ。

 国内で高まるデモや抗議の声を無視できない韓国政府は、事故から2年半がたった13年9月、ついに福島周辺の水産物の輸入を全面禁止としたのだった。日本産水産物の輸出において、韓国は最大手の輸出先。日本から韓国への水産物の輸出量は、震災前の10年に比べて、14年は約7割減となっている。

 ちなみに、韓国の“放射能アレルギー”は水産物にとどまらない。ネット民の間ではいまだに日本の放射能を気にする話題が多く、中には「福島に行った芸能人はがんになる」というデマまで流布していて、乳がん手術を受けた北斗晶や、肝内胆管がんで亡くなった川島なお美の名前が取り上げられるほど。異常なまでに、日本の放射能に対して敏感なのだ。

 こと食品に関してはうるさいわけだが、韓国では最近も全羅道(チョルラド)の「天日塩」に日本の塩に比べて15倍以上も不純物が混入していた問題や、糞尿にまみれた汚染卵1,500万個が流通していたことが発覚(参照記事)するなど、食品衛生に関しては大口を叩けない。

 日本産水産物に疑問を呈するのは理解できなくもないが、食品に対する安全性を追求するならば、まずは自国内の衛生管理も徹底してほしいものである。

最終更新:2016/01/26 15:44
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