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痛々しすぎる『SMAP×SMAP』の光景……視聴者に刷り込まれた、メンバー間の「不信」と「ハリボテ感」

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 25日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の視聴率は13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)となった。先週18日には、メンバー全員が生出演し、大騒動となった「解散・分裂報道」に関する“生謝罪”を放送し、平均視聴率31.2%を記録したが、番組内容も数字も平常に戻ったと考えていいだろう。

 看板コーナー「ビストロSMAP」には、俳優の小栗旬、山田孝之がゲスト出演。途中にクイズコーナーを挟み、山田のとぼけたようなキャラクターも相まって和やかな雰囲気で放送されていた。歌のコーナーでは、ロックバンド・レミオロメンのボーカルである藤巻亮太が出演し、大ヒット曲である「粉雪」などを熱唱。トーク場面では、木村拓哉や香取慎吾が中居正広の歌をイジるなど、楽しそうにトークを展開していた。

 ただ、ネット上では「もう笑って見られなくなった」「痛々しい」という声や、「やっぱりキムタクだけ浮いているような……」「中居とキムタク、目を合わさないね」など、騒動でささやかれるメンバー間の軋轢を勘ぐるコメントも見受けられた。

 騒動後初の収録が21日ということで、25日の放送はおそらく騒動が発覚する以前だろうが、騒動発覚前か後かは大した問題ではない。視聴者の頭の中には、すでに今回の騒動とメンバーの「亀裂」が刷り込まれてしまっている。

「もともとメンバー仲が良好というイメージは薄かったですし、中居や草なぎなども別の番組で『楽屋とかで話はしない』『みんなが何してるか知らない』などと語っています。20年以上一緒にいれば、そのような関係になっても別に不自然ではなく、メンバー5人が集まる『仕事』では抜群のチームワークでファンを楽しませている、というイメージがあったのも事実です。『それでこそプロ』という視聴者の考えもあったに違いありません。しかし騒動後、特にキムタクと他4人の関係修復が難しい状況といわれ、お互いへの“リスペクト”や信頼もなくなっているという印象を抱かれてしまった。『スマスマ』での和やかな雰囲気が単なる『ハリボテ』に見えてしまうのも仕方がありません」(芸能記者)

 ファンや多くの芸能人は「SMAPは5人でなければならない」という考えを示す場合が多い。そしてそれは、5人が「仲良し」であることではなく、5人が「信頼関係」の上でエンターテインメントを遂行すればこそ。その信頼が崩壊しているとされる今、『スマスマ』には違和感しかないということだ。

 中には「いっそジャニーズ事務所退社、解散して、歴史を変えるべきだった」という声もある。いくらSMAPといえど、アラフォーになった今、アイドルを今後も継続するのは難しいはず。そういう意味では、ある種のチャンスを逸したのは間違いなさそうだ。

最終更新:2016/01/26 16:56
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