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「あ~もう将軍やめたいなぁ……」歴史上の偉人たちがかく語りき『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳・戦国時代』

 ドラマチックに歴史を語る人をご存じですか? 歴史の本であるはずなのに、まるで小説を読んでいるかのように、ドキドキ・ワクワクする本を最近執筆されました。

 その人とは、お笑いコンビ「ブロードキャスト!!」の房野史典さまです。そんな房野さまが書かれた本が今、密かに話題になっております。『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳・戦国時代』(幻冬舎)で、遥か昔である戦国時代の出来事を、まるで今、目の前で起きているかのように語ってくれます。

 戦国時代の話なのに、学校で休み時間に、クラスメイトが芸能ニュースを話しているみたいに解説してくれます。私は、歴史が好きです。今まで、歴史書や教科書などから歴史を学んできましが、この本を読んで、もっともっと歴史を好きになりました。

 この本は、今まで歴史に興味がなかった方でも楽しめる本です。歴史って、人の生き様なんです。だから、面白いのですが、学者さんが書くエピソードは史実に基づいています。歴史は諸説あります。本書は、有力ではない説なども掲載されてはいるものの、お笑いライブに来ているかのように歴史をおもしろく伝えてくれます。

 例えば、応仁の乱。普通であれば、8代将軍・足利義政の跡継ぎ争いであったと説明するところを

「あ~もう将軍やめたいなぁ……そろそろバトンタッチしたいな……」
「いや、オレ子供いねーじゃん」

という口語訳から始まります。小説のようなテンポで、説明があり、このように続きます。

「あ、でも弟いるわ。弟でいいや」

そのあと子供が生まれてしまい、弟と子供、どちらが跡継ぎになるか、そのことを昼ドラのようだと説明する著者。

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