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50歳目前の“ラップゴッド”EMINEMが提唱する、ラッパー的「働き方改革」のススメ

文=辰巳JUNK

EMINEM

 50歳目前になっても最前線で活躍するEMINEM(以下、エミネム)、通称「ラップ・ゴッド」は日本でも話題の的だ。最近ではラッパーながら「定時労働」生活を送る情報が衝撃を呼んだ。

8時間労働を守るラップ・ゴッドの「労働改革」とは?

 エミネムと制作を共にしたアーティストのエイコンによると、「毎日午前9時にスタジオ入りし、昼に1時間の休憩を取り、17時になると帰ってしまう」のだという。このルーティンは、収録がどんなにノリノリになろうと厳守されるらしい。

 そんな驚愕するエイコンに対して、エミネムは、「スタジオにいるのは好きだが、本当の仕事のように扱いたいんだ。ストレスにしたくないし、必要以上やりたくもない。家族、娘との時間が欲しい」と説明。ちなみに、処方薬依存症に悩まされた彼は、今もなお10年以上もの禁酒生活を続けている。まさに品行方正、家族を愛するクリーンな定時ワーカーなのだ! 8時間労働を守りながら無敵の人気を保つラップ・ゴッドが行った「労働改革」を探ってみよう。

「9to5」をキープしているからといって、エミネムの音楽への情熱が後退したわけではない。スタジオに入り浸りがちだったエイコンも、クリエイティブ効率に変わりはなかったと回想している。なにより、ラップするために生まれてきた男、エミネムの努力量は凄まじい。2017年には、アルバム『Revival』の宣伝として、制作過程で生まれた約7万枚のリリックノートを巨大看板にしてみせた。

 2018年、エミネムはさらなる「労働削減」に打って出る。10thアルバム『Kamikaze』をサプライズ・リリースし、世間を驚かせたのだ。マーケティング面で考えると、巨額の広告費やメディア露出など、音楽創作から離れた仕事を効率的に減らす結果になったのではないか。

 本人いわく、リリース前から情報を小出しにすることで、外野からあれこれ決めつけられることが嫌だったらしい。確かに、唐突にまるごと一本出してしまえば、リスナー側は素直に没入できる。

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