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みかじめ料を拒む店に「人糞ビニール」攻撃! 韓国人を悩ませる、暴力団の悪行の数々

 ソウル地方警察庁は10月18日、日本に住む指定暴力団山口組系の韓国人組員(38)を韓国へ連行し、殺人の容疑で逮捕したことを明らかにした。この報道に、韓国ネット民は「他国にまで迷惑かけるなよ」などとあきれている様子だが、韓国でもいまだに暴力団が幅を利かせている。

 最近、特に注意が必要なのが、忠清南道(チュンチョンナムド)一帯である。

 10月19日、同エリアで、暴力団の構成員14人が脅迫罪や器物損壊罪などで逮捕された。
 
 この暴力団は2013年から15年にかけて、ありとあらゆる手段を使って飲食店・風俗店からみかじめ料を徴収していた。みかじめ料を支払わない店には、客として来店しては「目が合った」などの些細な理由で暴れ、それでも逆らう店には人糞入りのビニール袋を店内に投げつけたという。どの店も報復を恐れ、警察に通報することができなかった。
 
 暴力団の被害を受けたのは、飲食店や風俗店だけではない。彼らは帰宅途中の高校生を見かけると、刺青をちらつかせたり、暴力で脅し、銀行口座を作らせた。そうして手に入れた通帳30通を違法賭博業者に売りさばいていたのだ。また、5人の家出少女を売春に斡旋して、50回以上にわたって性行為を強要したという。
 
 被害者に対し、入念な口封じをしていた彼らだが、店舗関係者や高校生の態度に異変を感じ取る人が多く、周囲からの相談を受けた警察が慎重な捜査を進めた結果、今回の逮捕となった。
 
 この暴力団の無法ぶりに、ネット民は「生きる価値もない」「こいつらが調子に乗るのは、無能な議員や判事たちのせいだ」「警察も動くのが遅すぎるだろ」と、怒りの声を上げている。
 
 そもそも忠清南道では、暴力団によるトラブルが相次いでいる。今年だけでも、19歳の少年を拉致・監禁して集団暴行を行ったとして、11人の暴力団構成員が逮捕。また、元構成員だと称して職場の後輩を奴隷のように扱い、暴行罪で逮捕された男もいる。
 
 ネット上では、韓国で暴力団の示威行為が相次ぐ原因は、警察の対応の遅さと法律の甘さにあるという意見が多いが、クリーンな社会を目指すためにも、今後は厳罰をもって臨むことが、必要不可欠となってくるだろう。

最終更新:2016/10/27 21:00
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