日刊サイゾー トップ > 社会  > うなぎの代用品、本当に美味いのは?

「うな次郞」では足りない……絶滅寸前、高すぎるうなぎに代用品続々! でも、本当に美味いのはどれだ?

代用品の大本命!? 「うな次郎」の実力やいかに……

 今年は土用の丑の日が2回。その1回目である7月20日。スーパーの店頭にも、多くのうなぎの蒲焼きが並んだ。

 年中行事に熱心な人は減少しているように見える。冬至の日に、必ずカボチャを食べなくては、と焦る人も今ではそう多くない。

 でも、土用の丑の日だけは別格だったはず。その流れにも変化が訪れている。

 土用の丑の日にスーパーに並んだうなぎの蒲焼き。中国産で1,000円強。国産だと2,000円を超える。プラス、うなぎのタレである。

 食材一つの価格としては、かなりの値段。これならば、専門店で食べたほうがよい。新香で酒を飲みながら待つというガチの専門店でなくてもよい。スーパーで買い求めてレンチンしたうなぎをごはんに盛り付けるよりも、4,000~5,000円出して専門店で食べると、値段は倍だが美味さは十倍は違う。

 そのほうが得だと消費者が気づき始めたわけではないが、今年は明らかに土用の丑の日が盛り上がりに欠けた。理由は、多くのメディアが報じている「うなぎの絶滅危機」である。うなぎの多くは養殖物だが、純粋な養殖ではない。野生から捕獲したシラスウナギ(稚魚)を、養殖する仕組みだ。そのシラスウナギの漁獲量の激減によって、うなぎの絶滅危機がにわかに現実味を帯びているのだ。

 もちろん、完全養殖に向けて日夜研究が続いているが、まだ成功には至っていない。いずれにせよ、今後もうなぎの価格の高騰は避けられないだろう。

 そこで注目を集めているのが、うなぎの代用品だ。

 まず、よく見かけるのが、うなぎ以外の食材を用いたものだ。さんまのほか、最近ではなまずの蒲焼きなんてものも見かけるようになった。今回、スーパーを見てみると「うなぎ屋が作ったさんまの蒲焼き」という、なかなか強気なネーミングの商品も。さっそく食してみたが……やっぱりさんまだ。

さんまだった。

 関東・甲信越の大学生協では「土用のたれめし」。すなわち、うなぎのタレだけをまむしたごはんが話題を呼んだ。これは、買うまでもなく学生時代に食べたことのある人も多いはず。確かに、さんまのたれだけで、ごはんは進む。進むけど……完全な敗北感がある。

 そんな中、うなぎ代用品の本命とされているのが、カニカマで有名な新潟の一正蒲鉾が製造している「うな次郎」。製造元からもわかるように、要はカニカマのうなぎの蒲焼きバージョンのようなもの。

見た目はほぼうなぎである。

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