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【新連載】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

河原雅彦さんの至言「もう無理やりヤラれちゃえばいいんじゃない?」(後編)

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■前編はこちらから。

河原 誘われたらやるの?

――え~。選べる立場じゃないんですが、私、枕どうこうに限らず、粘膜的な接触とかって、その間すごい数のばい菌が交差してしまうと思うと生理的に駄目なんですよ……。ましてや偉い人ともなると、不特定多数の相手と性行為をするのが当たり前だったりするわけでしょ? もう考えただけでオエッとなってしまって。

河原 オエッと!? それ大丈夫なの!? オエッとされたら男の心も折れるよ!

――ちょっと潔癖なところがあって……。だから男子と2人きりになったりすると、「いかにこの男から性欲をそぐか!」ってことばかり気にしてしまって嫌われたり……。こんな性格だからモテないし、本当に結婚できるか心配で……。

河原 不憫な……そこまでいくと軽く病気だから、もう誰かに無理やりヤッてもらったほうがいいんじゃないの? 募集したら来ると思うよ?

――その募集で集まってくる人、なんかすごく嫌です……。けど、私も人生のうちに一度くらいは好きな人の腕の中で、何の心配もしないで誕生日を迎えたりしてみたいんですよ。その誕生日も先週、何事もなく終わってしまって……これって、そんなに難しい夢ではないと思うんです……(小明、涙ぐむ)!

河原 どうしよう、せっかくだから助けてあげたいのに、救う方法が見つからない。「彼氏できないんです~」って言う人はたくさんいるけど、こんなに「こりゃできないわ」と思わせる人はなかなかいないよ。俺、君を救えない……。

――さじ投げないで! こんな性格だから、もうお付き合いとかすっ飛ばして「できちゃった婚」でもしないと嫁にいける気がまったくしないのに、潔癖性がそれを邪魔して。そうなるともう未来が暗くて……。嫁入りどころか、このままじゃ人生の無駄遣いですわ。

河原 ほんと、話を聞けば聞くほど、無理やりヤラれてしまえばいいのに。

――はー、なんだかんだで4時間くらいしゃべってるんですね。楽しかったです! お忙しいところありがとうございました!

河原 使えない話ばかりだろうけど、なんだか達成感があるね。ありがとう!

編集 すみません、これだと記事にならないんで、もっとまともなことを……。

――えー! では、ちょっと真面目な質問なんですが、実は私、男女関係だけじゃなく、人付き合いも苦手なんですよ……。

河原 君は本当に生きづらい性格だねぇ。

――事務所に入っていないと、仕事上そんなことも言ってられないじゃないですか。どうしたら人生もっと生きやすくなりますかね……。

河原 うーん、やっぱり否定っていうものが一番良くないんだ。会話でも、人間関係でもね。頭から否定しないで一度肯定してみるんだ。たとえば急に遊びに誘われて、めんどくさくても行ってみる。そうすると、思いもよらない面白さに出会えたりするから。

――なるほど。やっぱり自分で意識しないと、そういう部分って変わらないですよね。

河原 人間って「自分がなんとか変わらなきゃ!」と思ってるうちは、そんなに変われないんですよ。だから、ちょっと嫌なことでも肯定して受け止める。すると、自分よりも周りが動いてくれるから。そうなると、自分もすごくスムーズに変わっていく。コンコンとひとりで悩んだりしてもしゃあない、って思いますよ。

編集 おお。思いのほか紙面栄えするお話をありがとうございます!

河原 でしょ。俺、ちゃんとこういう事も言えるの。だから小明ちゃんも、これからは頭から否定しないで何でもやってみる。帰り道とかに無理やり誰かにヤラれちゃっても、受け入れる。そしたら素敵なオーロラが見えるかもしれない!

編集 自動的に、できちゃった婚の夢までかなうかもしれませんね!

――早速ですが、絶対嫌です! 今日は、ありがとうございました!
(取材・文=小明)

●河原雅彦(かわはら・まさひこ)
1969年、福井県生まれ。92年、演劇集団「HIGHLEG JESUS」を総代として立ち上げ。02年の解散まで作・演出を務める。以降、脚本家、演出家として多数のドラマや舞台、映画など手がけながら、俳優としても精力的な活動をこなしている。河原雅彦公式ブログ<http://loverock07.cocolog-nifty.com/blog/

舞台『EVIL DEAD』
09年6月25日~7月5日 サンシャイン劇場/チケット発売中
http://www.evildead.jp/index.html

『斎藤幸子』
09年8月14日~30日 ル・テアトル銀座 主演:斉藤由貴
http://www.parco-play.com/web/play/sachiko/

09年10月13日~東京・パルコ劇場にて、
ねずみの三銃士第2回企画公演『印獣』

●小明(あかり)
1985年、栃木県生まれ。02年、第4回ホットドッグプレスドリームガールズ準グランプリを獲得し、グラビアアイドルとしてデビュー。以降、迷走を続け、現在、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。ブログ<http://yaplog.jp/benijake148/

アイドル墜落日記

暴露本じゃないんだってば。

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最終更新:2018/12/19 15:06
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