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書道に剣道に大忙し! 成海璃子、日本の伝統芸道に真摯に挑む

narumiriko.jpg『書道ガールズ!! ―わたしたちの甲子園―』(C)NTV

 成海璃子が、日本の伝統芸道を現代に伝える女優になっている。最新主演作『書道ガールズ!! ―わたしたちの甲子園―』(猪股隆一監督)が5月15日より公開されるのに加え、先月24日からは、もう1本の主演作『武士道シックスティーン』(古厩智之監督)も公開中で、書道に剣道に大忙しだ。

 『書道ガールズ!!』は、愛媛県四国中央市で地元高校生が町おこしのために始めた「書道パフォーマンス甲子園」を題材にしたオリジナル作品。日本一の紙の生産高を誇る”紙の町”でありながらも、不況で次第に寂れていく町に活気を取り戻そうと、地元の高校に通う書道部の面々が「書道パフォーマンス甲子園」を発案。それは、音楽にあわせて華麗に書を書き付ける「書道パフォーマンス」の腕を競い合うというもので、賛同した高校生たちが全国から集まり、第1回大会が開かれるまでを描く。

 成海は、地元高校書道部の部長、里子役で主演。書道家の父になかなか認めてもらえず悶々とする里子は、書道は自分の内面と静かに向き合い、個人でやるものだと主張。当初は書道パフォーマンスを頑なに拒むが、部員や顧問との交流から次第に書道パフォーマンスの魅力に惹かれていく。

 見どころは、クライマックスの書道パフォーマンス大会。重さ20キロにもなる毛筆をバケツにくんだ墨汁につけ、Jポップや洋楽などの音楽にのせて、踊るように華麗に、叩きつけるように豪快に巨大な半紙に書き付けていく。部員のチームワークも重要なパフォーマンスの様子は、スポーツにも通じる興奮がある。成海や桜庭ななみ、山下リオ、小島藤子といった若手女優たちが吹き替えなしで挑戦し、アンジェラ・アキの「手紙」にのせて、どのような書を完成させるかに注目してほしい。題材こそ書道パフォーマンスという珍しいモノを扱っているが、失敗や挫折を繰り返しながらも、ひとつの目標に向かって一丸となって頑張る姿は、普遍的な青春物語として老若男女が受け入れやすいはず。

 そして『武士道シックスティーン』は、『ジウ』(中央公論社)『ストロベリーナイト』(光文社)などで人気上昇中の作家・誉田哲也の同名青春小説の映画化。成海と北乃きいがダブル主演し、剣道に青春をかける女子高生の姿を描いている。

 宮本武蔵の『五輪の書』を愛読する香織(成海)は、勝つことが全てという価値観で剣の道を歩んできたが、剣道は楽しむがモットーの天然少女、早苗(北乃)に思わぬ敗北を喫する。早苗を倒すために同じ高校の剣道部に入部するが、切磋琢磨するなかで彼女自身にも、そして早苗にも変化が生まれていく。

 成海演じる香織は、父が厳格な剣道の道場主で幼少期から剣の道一筋と、このあたりの設定も両作品に共通(鬼の形相で早苗をにらみすえるなど、香織のほうが『書道ガールズ!!』の里子よりもさらにストイックだが)。10代前半から大人びて落ち着いた雰囲気で、時に大学生役をも演じてきた成海だけに、同世代の女子高生と気安く交わらない孤高なヒロインは似合う。しかし、いずれの作品でもそんな自分に思い悩む姿や、ふと見せる柔和な笑顔など、等身大の演技も見逃せない。

 成海が真摯に剣道や書道に挑む姿を通して、日本の伝統芸道の良さを再確認しつつ、彼女にはぜひとも柔道や茶道、華道にも挑戦してほしくなってしまうが……。

 ともあれ、そんな成海は、6月5日にもメインキャストとして出演する『シーサイドモーテル』が公開(これは別に武道も書道も関係ない映画)。ますますの活躍に期待したい。
eiga.com編集部・浅香義明)

『書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園-』作品情報
<http://eiga.com/movie/55233/>

『武士道シックスティーン』作品情報
<http://eiga.com/movie/54642/>

『武士道シックスティーン』成海璃子&北乃きい インタビュー
<http://eiga.com/buzz/20100423/21/>

『シーサイドモーテル』作品情報
<http://eiga.com/movie/54901/>

12歳/成海璃子ファースト写真集

芽生えの季節。萌芽の予感。(アマゾンより引用)

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最終更新:2010/05/14 21:00
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