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ももクロ日本青年館制圧! 狂熱の初ホール単独コンサート緊急レポ

momokuro1226_03.jpg熱狂の渦。

 「見ていると元気になる」「感動できるアイドル」として日増しに評価を高めているももいろクローバー。ことしメジャーデビューを果たし、以後のシングルがいずれもオリコンTOP10の常連となるなど快進撃をつづけてきたが、ついにクリスマスイヴの24日、初の単独ホールコンサート開催にこぎつけた。

 チケットは瞬く間にソールドアウト。掛値なしの満員札止め、1,200人のファンが会場の日本青年館大ホールを埋め尽くした。

 来年2月25日には東京・SHIBUYA-AXにて、ロック界の異端児、神聖かまってちゃんと「HMV THE 2MAN」第一弾で共演を果たす。持ち歌のタイトルである『全力少女』そのままの全力パフォーマンスで人々を惹きつけるももクロ。アクロバットを交えた絶え間ない激しいダンス、その運動量と汲めども尽きないエネルギーはアイドル界随一だ。アイドル戦国時代を勝ち抜くべくアイドルを突き詰めた結果、アイドルという枠を越えた影響力を持ちつつあるようにすら見える。

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 本番直前の通しリハーサルを終えたももクロのメンバーは、その疲れをものともせず、いまだかつてない大報道陣に囲まれ、グループ初のホール単独コンサートとなる「ももいろクリスマス in 日本青年館~脱皮:DAPPI~」への決意を語った。

早見あかり「(ももクロのクールビューティー早見あかりです)いつもと違う演出があったり、衣装替えがあったりと、いつもと全然違う状況のなかでやるので、すごい緊張していてプレッシャーもあるんですけど。ファンの方に、最高のクリスマスプレゼントになったらなと思うので、自分のためにも、自分への最高のクリスマスプレゼントにするためにも、がんばりたいと思います。よろしくお願いします」

佐々木彩夏「(ちょっぴりセクシーでおちゃめなアイドル”あーりん”こと佐々木彩夏です)わたしの夢は大きなステージでやることだったので、その夢が叶ってホントに嬉しいです。来てくれたみなさんに損をさせないように、100%以上のパフォーマンスができるようにがんばりたいと思います。よろしくお願いします」

玉井詩織「(泣き虫で甘えん坊のみんなの妹、しおりんこと玉井詩織です)今回は初のホールコンサートということで、いつもの会場よりも大きな会場だし、スタッフさんもいつもと比べ物にならないくらいいっぱいの方が関わってくれている。その方たちのおかげできょうはライヴができる。来てくださるファンのみなさんも楽しみにしてくれていると思うので、わたしたち、練習してきた力を精一杯出したいと思います。よろしくお願いします」

高城れに「(ももクロの感電少女、高城れにです。17歳の高校二年生です)わたしはまず、会場に入ったときに、椅子の数を見てすごいびっくりして。こんなにもももクロを観に来てくれる人がいるというのと、いままでにないぐらい素晴らしいセットで。わたしたちだけじゃできないことなので、ほんとにスタッフさんも含め、全員の人が笑顔になれるようなライヴにしたいです」

有安杏果「(ももクロのちょっぴりおバカなちいさな巨人、有安杏果、高校一年生の15歳です)この会場に入って楽屋に行くまでに、すごいたくさんのスタッフさんに会ったんです。そのときに、このたくさんのスタッフさんは、きょう、この私たちのステージのために朝から動いてくれてるんだな、と思って。いままでいっしょにがんばってきたメンバーやスタッフさんも含め、いつも応援してくれているファンの方に笑顔になってもらえる最高のステージをつくるのが恩返しなんじゃないかと思っていて。きょうはほんとに、一生忘れられない最高のクリスマスのイヴにしたいと思います」

百田夏菜子「(笑窪は恋の落とし穴、百田夏菜子です。16歳の高校一年生です)きょう関わってくれているスタッフさんもそうだし、ファンの方も、みんなももクロのためにここに来てくれている。せっかくクリスマスイヴにわたしたちのライヴに来てくれたんだから、絶対に損をさせないようなライヴがしたい。個人的にはヒールでのアクロバットというのは初めてで、不安なんですけど。監督が”失敗を怖れずにやれ”と言ったので、わたしたちも全力で楽しんで、ファンの方も笑顔にできたらいいなと思います。よろしくお願いします」

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──いちばんのみどころは。

百田夏菜子「タイトルが”DAPPI”ということで、いままでのわたしたちのいいところと、新しいわたしたちがたぶんたくさん観られる。そこに注目してほしいと思います」

──来年はどんな年にしたいですか。

百田夏菜子「ことしもそうだったんですけど、一年中ももクロだったんですよ。2011年も、ももいろに染まる年になってほしいし、2010年は目標にしていた紅白歌合戦に出場ができなかったので、2011年は絶対にがんばりたいなと思います」

 格付けと人気の指標となるホールでの単独コンサートを実現させたももクロ。この日の公演は、紅白出場に向けた号砲でもあるのかもしれない。

 1曲目は持ち歌のなかでも、もっともエモな『走れ!』。つづけて『Believe』、振付の特異さで話題となった最新シングル『ピンキー・ジョーンズ』で、一気に会場の雰囲気をつくっていく。「風雲高城城」「プリティ下克上 あーりん」「最後のかぶき者 かな子」「氷の知将 あかり」「泣き虫あんみつ姫 玉井」「鳴かぬなら 踊って歌おう 不如帰 ももか」と、戦国をイメージしたコピーが映しだされる。

 7曲目は『全力少女』。「せり」に乗って壇上に姿を現したメンバーはサングラスを投げ捨てる演出で、オトナっぽい一面も。
 早見あかりと玉井詩織のソロ曲を挟むと、『ココ☆ナツ』『キミとセカイ』『行くぜ!怪盗少女』と怒涛の攻勢のあと、最後は『オレンジノート』で締めた。

 アンコールでは『ラストクリスマス』をカヴァー。しかしクリスマスプレゼントはこれだけでは終わらなかった。

 4月10日(日)の中野サンプラザ単独公演が発表されたのだ。題して「4.10 中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~」(長い!)。

 そしてこの日が初お披露目となるニューシングル『ミライボウル』を熱唱。異なるふたつのカラーを内包した変則的な曲構成と大掛かりなアクロバットが、新たなブレイクスルーを予感させた。

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◆セットリスト
M.0 overture(登場)
M.1 走れ!
M.2 Believe
M.3 ピンキー・ジョーンズ
【MC】
M.4 words of the mind
M.5 ラフスタイル
M.6 きみゆき
【VTR】
M.7 全力少女
M.8 ももいろパンチ
M.9 気分はスーパーガール
M.10 未来へススメ!
【MC】
M.11 Fall into Me(早見あかり)
M.12 愛ですか?(玉井詩織)
【VTR】
M.13 ココ☆ナツ
M.14 キミとセカイ
M.15 行くぜっ!怪盗少女
M.16 オレンジノート
<Encore>
M.17 ママがサンタにキッスした
M.18 ラストクリスマス
【MC】
M.19 ミライボウル
M.20 ツヨク ツヨク
M.21 あの空へ向かって

(取材・文=後藤勝)

ピンキージョーンズ

平日も会いたい!

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最終更新:2013/01/31 15:47
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