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【第22回】小明の「大人よ、教えて!」"逆"人生相談

オアシズ大久保佳代子さんの至言「本当はOLを辞めたくなかったんだよなぁ……」(後編)

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前編はこちらから

――なんて難儀な性格……! でも、そういうある種の選民意識じゃないんですけど、「本当の私はこんなはずじゃない!」感がなければ、こういう世界に入らないですよね。大久保さんは、ずいぶんたくさんオーディションを受けていたって本に書かれていましたけど、どんなオーディションを?

大久保佳代子(以下、大) とにかく「何かしなきゃ!」と思って、『進ぬ! 電波少年』(日本テレビ系)の「15少女漂流記」とか、演劇だったら三谷幸喜さんか宮本亜門さんとか、「この人知ってるな」っていうだけで履歴書を出してました。

――大御所ばかり! けっこう自信があったんですね!

大 モテたことも、クラスで人気ものだったこともほとんどないけど、「私がいるとみんな笑っていたよな~」とか、そんなのを引っ張り出して捏造して、無根拠な自信で今もやっているところはありますよね。

――分かります! 自分のいい思い出を引っ張り出して、完成度が高いひとつのストーリーを作ってしまって、振り返ってみると「あの思い出、本物だっけ……?」ってことが、わりとあります。

 ありますね! 私は「学生時代、私はマスコットガールでみんなから人気者だった」って思ってるんですけど、傍から見ると「それ、いじめられてたじゃん!」ってなるんですよ。学校に行ったら私の机だけ何故か校庭に出されていて、友達は「そんなことされたら死んじゃうよ……」って言うんですけど、私は「も~、みんな私のことをいじって楽しんじゃって~!」って思ってるので、机を取りに行ってクラスに戻るときも、どんなリアクションしたらみんなが笑うかを考えてて。

――アハハ! 「机が落ちてたんだけど交番に届けたほうがいいかな?」って言ったんでしたっけ! タフすぎる!

 そんなのずっと考えながら(笑)。落ち込むこともいっぱいあるし、グジグジと執念深いんですけど、どこかで根っからのポジティブなのかも。

――私も小学生の頃は机にゴミを盛られたりして、多分いじめに遭ってたんですけど、「この子はきっと私が好きで意地悪をしているんだわ、男の子ってバカね!」って、ポジティブに考えて乗り切ってたことがあります。

 一緒ですね、そうですよ。大丈夫、大丈夫。

――でも、テレビの露出なり『大久保佳代子劇団』なり、活動がどんどん増えていって、無根拠な自信が本物の自信になったんじゃないですか?

 そうですね……。でも、『大久保佳代子劇団』も、1回目にやったときには私も舞台の経験があったり、脚本も光浦さんが書いているものだからセリフ覚えが良かったりとかで、「私、出来ちゃうな~」って思ったんですけど、2回目に意外と本格的な、小劇場とかで引っ張りだこの方々が出ることになって……。

――池谷のぶえさんとか、宮崎吐夢さんとか、豪華でした! でも、傍から見てる分には大久保さんも十分、馴染んでましたよ!

 傍から見る分にはね……。今回はそういう本気の人たちが入ってきたので、「自分、そこまでたいしたことないな~」って落ち込みましたね。やっぱり、こう、突き詰めたものが何かないと、本物の人たちには通用しないな、と……。

――大久保さん、謙虚なんだかネガティブなんだか分かんないですね……。ちなみに、最近はそういうオーディションだったり、「今やらなきゃ!」っていう衝動はありますか?

 今だと、合コンとか男関係がそうですけど、急に行動を起こしておいて、すぐ飽きちゃったり面倒くさくなったり。持続力がないんですよ。

――「とにかく何か!」って思いつきで行動しても、それに思い入れがあるわけじゃないから、努力し続けることが困難なんですよね。

 困難ですね~。男関係だと、ひとりが楽なのも分かっちゃってるし。ひとりでも成立すると思ったら、わざわざ外部の人間と一からコンタクトをとって嫌な思いしたくないなっていう気持ちが強くなって。「これじゃイカン!」と思って合コンしたりとか。

――でも、ひとりでいる時間が長ければ長いほど、コミュニケーション能力がどんどん低下して、いざ「やるぞ!」と思ったときに、「あれ? 男の子と友達になるのってどうやるんだっけ?」ってなりませんか?

 分からないですねぇ……。もう、しんどい。そう、男の人とちょっといい感じになったときにも、マンツーマンで飲みに行けばいいのに「マンツーマンって、きついな……」と思って、アラフォーの女友達4人くらい連れて行ったりして。

――アハハハ! なんの集いだか分からない!

 夜、お酒飲みながら考えていると、「あの人いい人だったな~、また会いたいな~」って思うんだけど、お日様浴びちゃうと急にね~。”夜+お酒”っていう状況下じゃないとそうならないみたいです。

――分かります。分かります。逆に、朝はやたらやる気があるんだけれども、夜にはもうダメだったりとか。こういう現象は「生理前症候群」とも言うらしいですね。

 そうですね、分かる。その女としての生物学的バイオリズムがすごく左右されるようになってきて。あるみたいですよ、本当に。生理が始まって終わるとすっきりしますしね。

――そう思うと、ものすごい憂鬱なときも「あ、生理前か~」と思えばちょっと楽になる。……あっ、あと、相談というより質問なんですが、大久保さんの本に「だんだん生理がしょぼくなって、もう高級懐石料理みたいな量しか(自主規制)」みたいなことが書かれてたんですが、あれは本当なんですか? 私も何かと他人事ではなく不安で……!

 そうですね、上品な感じにね、懐石料理。でも、それも月によっての感じで、ドバッとバイキングの時もありましたし、うん、大丈夫でした!

――良かった! まだイケる!

 ただ排卵の量は限られているから。最近は医療が進んでいろいろな方法があるけどねぇ……「そこまでして?」って思っちゃってねぇ。

――生々しいけど、確かに……あ、もう時間みたいです! なんかいろいろすみません!

 え? これで大丈夫なの? 劇団の宣伝もちゃんとしてよねぇ?

――どうもありがとうございました! 『大久保佳代子劇団』、オススメです!
(取材・構成=小明)

●おおくぼ・かよこ
1971年、愛知県生まれ。92年に幼なじみだった光浦靖子とお笑いコンビ「オアシズ」を結成。長くOLとタレント生活を両立させていたが、10年8月に退職している。主演を務める「大久保佳代子劇団」第2回公演『村娘』(コンテンツリーグ)DVDが発売中。

●あかり
1985年栃木県生まれ。02年史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。
ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/
サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中

大久保佳代子劇団 「村娘」

お気づきでしょうが、当サイトは大久保さん推しです。

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最終更新:2018/12/19 15:01
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