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スタッフは大慌て! 紳助なきバラエティー番組は今後どうなる?

shinsuke0829.jpgあとのことは我関せず?

 島田紳助突然の引退により、紳助がメーンMCを務める多くの番組が急きょ、放送予定の番組の差し替えや、MCを変更しての継続を発表するなど対応に追われた。

 秋の改編時期も間近に迫る時期だけに、そのバタバタ感は相当なものがあるかと思われるが、新しい番組を立ち上げるときには、通常どのぐらい前から準備に入るものなのだろうか。あるテレビ関係者は言う。

「もちろん、ドラマ、バラエティー、報道系でも違いますし、ケースによってとしか言えないのですが、だいたい何カ月も前から企画は出していきますよね。ドラマなんかは特に、脚本や企画よりも先に出演者を押さえたりする場合もありますし、年単位で動く場合もありますね。たとえばNHKの大河や朝ドラなんかでも、主演とテーマは相当前に発表されますよね」

 8月下旬現在、ある放送作家は、年末年始の特番向けの準備に追われているという。


「年末年始のものは、他の時期より少し早めに動き出す傾向はあります。動き出す時期に関しては、局によって、時期によって、深夜番組だったり特番だったりでも違ってきますし、それぞれとしか言いようがないのですが、発表されてなくてもだいたい何カ月か前から進んでいることが多いですね」

 そういう事情からも、今回の紳助引退による急な変更は、異例中の異例の出来事と言える。

「その通りですね。まったく何も用意していないところで急に引退というわけですからね。準備期間だけの話だけではなく、新しいものを急にやれと言われても、収録や編集する時間も必要ですし、秋の改編直前という時期的にも苦しい時期ですし、本当に難しいです」(同作家)

 今回の紳助の件に限らず、低視聴率や不祥事などを理由に打ち切りとなる番組の後番組にも、同様のことが言える。前出の作家は続ける。

「次の改編の時期まで、特番や別番組で『つなぐ』ということが多いですね。打ち切りの場合には、もう少し前から新番組の準備に動いていますので、そのスタート予定の改編時期までつなぐ感じですね」

 紳助の番組は人気番組が多いだけに、まったく違う番組にした場合、これまでの視聴者が一気に離れてしまうというリスクが予想される。

「これまで見ていた層をそのまま引っ張ることができて、内容も新しい番組をイチから考えるというのは相当厳しいですね。紳助さんともなると、それがいくつもあるわけですからね。そうなると、内容をあまりいじらずに司会者を交替してという判断をした番組が多いのは、妥当なところじゃないかと思います」

 新たなセットの制作はじめ、新番組には立ち上げの予算も相当かかる。内容を詰めたり、出演者やスポンサーとの交渉など、やはり新番組を立ち上げるには、ある程度の準備期間は必要になってくる。手間や予算をかけて失敗するよりは、多少視聴率が下がるようなことがあっても続行したほうがリスクは少ないといえる。そういう意味では今回、司会者を交替させて番組続行という判断をした番組が多いことに納得がいく。

 紳助抜きの人気番組の数々、この先も変わらず人気を保つことができるものは、いくつあるだろうか。

島田紳助・元気が出る心あたたまるイイ話

とりあえず、元気だそう。

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最終更新:2018/12/07 19:09
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