日刊サイゾー トップ > その他  > 野村証券が危ない会社リスト入り

OBも嘆く……危ない会社300社リストに入った野村証券

 4月23日(月)にサイゾーが“満を持して”オープンした新ニュースサイト「Business Journal」では、話題の企業・経済ニュースから、ビジネススキル、蓄財・運用、充実したプライベートライフを実現させるための実用情報まで、“本音の”情報をお届けします。

 今回は「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップ! このほかにも、東電、AIJからスマホ、FX、AKBまで、サイゾーだから書ける“ディープ”かつ“役に立つ”情報が満載ですので、ぜひともご覧ください!

 OBも嘆く……危ない会社300社リストに入った野村証券 – Business Journal(4月23日)

bj_nikkan_post_10542_20120508.JPG日本橋の野村証券本社(「ウィキペディア」より)

「栄枯盛衰は世の常とは言え、何とも衝撃的でもあり、情けなくもある」

 東京経済という民間信用調査会社が年に2回出す要注意企業「300社リスト」(俗に危ない会社300社リストと呼ばれている)に野村証券が入ったことを告げると、野村証券のOBは、そういって顔を紅潮させた。

 野村証券といえば、”証券界の雄”であり、バブル時代にはこの世の春を謳歌するように、好業績、高収入を誇った。同社では高卒でお茶汲みをしている女子社員のボーナスが100万円もあった時代だ。

 しかし、バブル経済崩壊とともに証券会社は苦境の時代を迎える。株式市場は長期下落相場に突入、本業であった株式手数料では儲からなくなった大手証券は活路を投資信託の販売や社債の引き受けに見出すとともに、経営の舵をグローバル化に切り始めた。

 その一方で、株式取引の様相は一変。今や個人投資家のほとんどはネット証券で取引を行っており、野村証券など昔ながらの対面取引を行っている大手証券は、ネット証券への進出に出遅れたこともあり、個人投資家の株式取引が激減した。

 野村証券も強力に国際業務を推進しグローバル化を進める。その象徴とも言えるのが、08年9月の米国の金融危機の元凶とも言われたリーマン・ショックの主役リーマン・ブラザーズのアジア・欧州部門の買収だった。この買収で、野村証券は一気にグローバル化を進めようとした。しかし、今度は欧州から金融危機の火の手があがった。いわゆるギリシャ問題と言われる欧州債務危機だ。この結果、野村証券の海外部門は継続的に赤字を続けている。

「欧州危機により買収したリーマンはほとんど儲けを生み出していない。その上、元リーマンの社員は外資系のため給与が高い。年収で2000万円を超えるのがゴロゴロしている。その上、複数年契約になっているので、契約期間中は給与を払い続けなければいけない」と野村証券のOBは苦虫を噛み潰したような表情で語る。

 こうした業績の低迷が”野村証券経営危機説”を生み出す。米大手格付会社ムーディーズの現在の野村証券の格付けは「Baa2」。もし、2段階の格付け引き下げが行われ「Ba1」となれば、「ジャンク(投資不適格)」になる。

 経済情報誌などでは、「野村証券、三菱UFJグループの傘下に」「野村証券に公的資金注入計画」といった刺激的な観測記事が飛び交う。これらを受けて、ネット上では野村証券の経営危機説が山のように書き込まれている。

 さらに評判を地に落としたのが、野村証券全盛期のバブル期に甘い汁を吸ったOB連中。オリンパスの不良債権の”飛ばし”を指南し、10年以上にわたる粉飾決算に手を貸した国内M&Aを指南したコンサルタント会社グローバルカンパニーの横尾宣政、羽田拓や海外への飛ばしを指南したアクシーズ・ジャパンの中川昭夫、アクシーズ・アメリカの佐川肇や、人様の年金を詐欺まがいの運用で2000億円も蒸発させたAIJ投資顧問の浅川和彦社長は、すべてバブル期を謳歌した野村証券OBだ。

 加えて、証券取引等監視委員会が3月21日に発表した国際石油開発帝石の公募増資に関連した中央三井アセット信託のインサイダー取引問題で、中央三井アセット信託に未公開情報を流していたのは、野村証券の社員であることが明るみに出た。OBもOBなら、現役も現役、”腐っても鯛”ならぬ”腐った野村”の本領発揮というところだろう。

 冒頭の東京経済の300社リストは、リストアップされた各企業の要注意点について、A-Jで評価している。野村証券の評価は「J」。これは、「受注減などの先行き不安」を意味する。

 さて、同じリストに入った「J」評価企業はと言えば、会社更生法の申請が受理されたエルピーダメモリ、”粉飾決算の雄”オリンパス、創業家の馬鹿息子がギャンブルで会社の金を使い込んだ大王製紙など。野村証券もこれらの企業と同列の扱いを受けているのだから、心あるOBが嘆くのも致し方ないところ。

 果たして、これからの野村証券はどうなるのか。観察を続けたい。
(取材=鷲尾香一/ジャーナリスト)

※このほかにも「Business Journal」には、ビジネスパーソンを刺激する記事が満載!ぜひご覧ください!

■そのほかの記事(一部抜粋)

ジャンボを叩き売り! リストラで再上場したJALと株式市場
ユニクロ、業績予想下方修正連発で減速する”快進撃”
同業他社も呆れる…日立グローバル人材戦略の内実

最終更新:2012/05/09 07:00

OBも嘆く……危ない会社300社リストに入った野村証券のページです。日刊サイゾー芸能最新情報のほか、ジャニーズ/AKB48/アイドル/タレント/お笑い芸人のゴシップや芸能界の裏話・噂をお届けします。その他スポーツニュース、サブカルチャーネタ、連載コラムドラマレビューインタビュー中韓など社会系の話題も充実。芸能人のニュースまとめなら日刊サイゾーへ!

ページ上部へ戻る

人気連載すべて見る

元木昌彦の『週刊誌スクープ大賞』

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"元木昌彦による週刊誌レビュー

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士、かく語りき

“キング・オブ・アウトロー”瓜田純士の最新情報をお届け! 嫁・麗子も時々登場。

テレビウォッチャー・飲用てれびの『テレビ日記』

テレビの気になる発言から、世相を斬る!

じゃまおくんのWEB漫クエスト

マンガレビューブログ管理人じゃまおくんが、インターネットに埋もれる一押しマンガを発掘!

腹筋王子カツオ『サイゾー筋トレ部』

“腹筋インストラクター”腹筋王子カツオさんが、自宅でも簡単にできるエクササイズを紹介!

イチオシ企画

[月刊サイゾー×LINE LIVE]誌面掲載争奪オーディション結果発表

人気ライブ配信アプリと「月刊サイゾー」がコラボするオーディション企画開催中!
写真
人気連載

光浦と大久保、コンビ芸人の時間の積み重ね

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週...…
写真
インタビュー

奥山和由が語る「女優たち」

「栄枯盛衰は世の常とは言え、何とも衝撃的でもあり、情けなくもある」東京経済という民間信...
写真