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元木昌彦の「週刊誌スクープ大賞」第142回

10年に一度の超ド級スクープ!? 小沢一郎、妻からの‟離縁状”で政治家生命終了?

 詰め切れなかった「謎」の部分もすべて、今回の妻・和子の手紙に書いてあるではないか。

 妻に、男としてはもちろんだが、政治家としてここまで完膚無きまでに批判された代議士は聞いたことがない。「あいつ(●●●●)とは別れられないが、お前となら別れられるからいつでも離婚してやる」という小沢の心ないひと言が、彼女をしてここまで書く決意をさせたのだろう。馬鹿な男だ。

 小沢一郎という政治家の終焉である。妻から捨てられ、地元から見捨てられた政治家は生きてはいけない。消費税増税反対に最後の力を振り絞るのだろうが、もはや小沢の帰るところはない。

 私が現役を離れたため、たった一人で小沢をここまで追い込んだ松田記者の執念の取材は、お見事というしかない。

 それにしても、新聞もテレビも、これについてほとんど報じていないのはなぜなのだ。これはAKB48のアイドルが男と一泊したという程度のスキャンダルではない。

 田中角栄と金庫番といわれた愛人・佐藤昭子とのスキャンダルが文藝春秋に載ったときも、新聞、テレビは触れなかった。

 今の政治を動かしている一方の旗頭の正真正銘の大醜聞である。それも彼の妻が、な批判が巻き起こることを覚悟して書いたものを取り上げないメディアには、存在価値などないと言っていい。

 週刊現代で立花隆は言っている。

「ここまで小沢の本性が明らかになった以上、今後は小沢抜きの政局しか考えられない。彼を庇い続けてきた輿石(東)幹事長としても、さすがに庇いきれないだろう。(中略)小沢抜きの政局のなかで、野田総理が代表選も凌いで来年夏の衆参W選挙まで引っ張る公算が強くなった」

 どちらにしても、小沢一郎よさらばである。
(文=元木昌彦)

最終更新:2012/06/18 21:00
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