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宍戸留美×小明×Voice Artist【声優 on FINDER!】vol.19

「ずっと体育会系なんです!」【杜野まこ】私服ゼロだったスクールデイズ

――スポーツ漫画のような青春! 杜野さんは大学を卒業後に芸能界に入ったんですよね。それは前から決めていたんですか?

杜野 いえ、普通に就活してました(笑)。化粧品会社に入りたくて、東京と仙台で就活してたら「興味ない?」ってお話をいただいて、正直興味はあったけど、「私なんて……」って思っていて……。だけど、「やれるんだったらやってみたい」って言ったら、ぽんぽん進んでいって、いろんな人と会って、事務所にたどり着いて、どんどん自分もそっちの方に入っていて、化粧品会社のことも忘れちゃって、気づいたら『あらあらかしこ』(仙台放送)に出ていたんで、大学を卒業して『あらあらかしこ』に就職したみたいな感じです(笑)。

――『あらあらかしこ』は東京でいったら『王様のブランチ』みたいな華やかな情報番組ですよね、ジャージ姿のバレー少女が、そんな華やかな世界へ……!

杜野 放送の時にはよく黄色やピンクを着せられてたまげましたね。「こんな華やかなセットの中に、こんな華やかな衣装を着た自分? ありえない!!」って。

――「なんで私が東大に!?」っていう塾の広告みたい! 急な環境の変化で、いろいろ大変だったのでは?

杜野 メイクさんやスタッフさんも女性の方が多かったので、女子校みたいで本当に楽しくて、テレビに出ているっていう感覚よりも、文化祭みたいな感じでした。ただ、芸能界っていうのに抵抗はありましたね。私は初めてだけど、他の皆さんは芸能界で何年もやっている方たちだったので、最初は怖かったかも(笑)。でも、この番組に出逢えてなかったら今の私はあり得ないし、最高の番組でデビューさせていただいたこと、今でも感謝してます……(しみじみ)。

――そうですよねぇ。活動の拠点を東京に移す際に番組を卒業されてますが、その時の心情は、やっぱり……?

杜野 嫌でしたね~(笑)! 毎週土曜日の番組だったので、「土曜日だけ仙台に行って、他の日は東京で頑張る!」って事務所にもお願いしたんですけど、「ここは一度けじめとして区切りをつけないと。生半可な世界じゃないから」って。

――非常に厳しい!! 東京ではひとり暮らしですか?

杜野 最初は寮でした。それはもう、女の子がわしゃわしゃと。しかも年齢層もバラバラで、私が1番上だったんですよ。

――えー! 当時まだ23歳で、1番上!?

杜野 1番下の子は中学生とかで、ビックリすることばかりでしたよ。みんなでKARAダンスを夜中踊ったりしてるんですよ。「まこちゃんもやろうよ!」って言われて「いや、いいです……」って断って、寝て起きるとみんながクスクス笑っていて、「なんだ?」と思うと、顔に落書きされていたり……。

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