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視聴者が求めているのは徹底したリアリティー? 夏ドラマ初回レビュー(後編)

tokkan.jpgとりわけ視聴者から好評価を得ている
『トッカン 特別国税徴収官』(公式サイトより)。

 7月1日スタート『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)から、7月20日スタート『黒の女教師』(TBS系)まで、20作品以上が出揃った7月クールの連続ドラマ。

 低予算ドラマが多いと言われているせいか、はたまた暑くてドラマを見る気にならないのか、なぜか毎年、低視聴率に悩まされがちな“夏ドラマ”だが、今年こそは打破できるのか!? 前編に続き、「夏ドラマ初回レビュー~後編~」と題し注目作を振り返ってみたい。

■夏のドラマは、なぜ数字が取れない?

 まず、7月クールの連ドラの初回平均視聴率のトップ10は以下の通り(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

1位『京都地検の女』(テレビ朝日系)16.0%
2位『ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日』(日本テレビ系)15.2%
3位『GTO』(フジテレビ系)15.1%
4位『サマーレスキュー~天空の診療所~』(TBS系)14.7%
5位『リッチマン、プアウーマン』(フジテレビ系)13.9%
6位『遺留捜査』(テレビ朝日系)13.3%
7位『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系)13.0%
8位『トッカン 特別国税徴収官』(日本テレビ系)12.9%
8位『黒の女教師』(TBS系)12.9%
10位『息もできない夏』(フジテレビ系)12.1%

 15%を超えた作品が3作品あったが、これは初回のみの話。好発進の仲間由紀恵主演『ゴーストママ捜査線』も2話では11.0%まで下降したほか、初回14.7%だった『サマーレスキュー』も2話で11.6%に。豊川悦司&芦田愛菜主演『ビューティフルレイン』(フジテレビ系)に至っては3話で8.6%まで落ち込み、高視聴率が期待されていた作品はことごとくボロボロ……。15%はおろか、二ケタが取れるかどうか危うい状態となっている。毎年、なぜか全体的に視聴率が低迷しがちな夏ドラマだが、今年も例外ではなさそうだ。

 そんな中で最も支持を集めたのは、名取裕子主演の人気シリーズ8作目『京都地検の女』。深夜の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』を除くとすべて刑事ドラマというテレビ朝日は、今期も独自路線を突っ走り続けている。

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