『耳の穴』ウエラン・井口浩之の「コント師イジリ」と、かつてバナナマン・設楽が語った「売れ方」の話
お笑い評論家・ラリー遠田の【この芸人を見よ!】第111回
COWCOW 板の上で鍛え上げられた“スベリ知らず”の「間合いと顔芸」
2012/08/26 15:00
お笑い この芸人を見よ! ラリー遠田 COWCOW
ネタ作りへの姿勢、ピン芸への貪欲さ、新しい形のネタを次々に仕掛ける芸の幅広さなど、COWCOWの芸人としての基礎体力は並々ならぬものがある。すべての導火線が確実に笑いに結びついている。普通のタレントの人気には流行り廃りがあるが、COWCOWが人々の支持を得られなくなるところはもはや想像できない。劇場での安定感は群を抜いているし、新しい試みへの意欲も失っていない。COWCOWは、吉本が誇る至高のお笑い精密機械だ。
(文=お笑い評論家・ラリー遠田)
最終更新:2013/02/07 11:56